生物多様性保全に向けた取り組み<GRI304-1,304-2,304-3,304-4>

当社は、生物多様性がもたらす様々なサービスが事業活動に必要不可欠であるとの認識のもと、電気事業連合会の一員として、持続可能な事業活動を目指すことを行動理念とする「電気事業における生物多様性行動指針(2010年4月)※」を策定し、同指針に従い、自然共生型社会の構築に貢献すべく、①環境負荷の低減、②社有地等での希少種の保全、③生物多様性保全に関する理解活動の推進、等の生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取り組みを進めています。
http://www.fepc.or.jp/about_us/pr/sonota/__icsFiles/afieldfile/2010/07/09/Denjiren_Policy_web.pdf

事業活動が生物多様性に及ぼす影響 <GRI304-2>

発電や送配電等の電力設備の建設に伴う土地の改変等が生物多様性に影響を及ぼす恐れがあります。環境汚染物質の環境中への排出については排出基準・条例値を遵守し、また、環境負荷を低減するための対策を実施しています。
発電設備建設時には環境アセスメントを実施、また、事業所における緑地の維持・管理、水源涵養林の保全等を進めています。
なお、GHG排出による気候変動についても、長期的に生物多様性に影響を及ぼす可能性があることから、研究動向等を確認して行きます。

尾瀬国立公園における保全活動 <GRI304-1,304-3>

群馬・福島・新潟・栃木の4県にまたがる尾瀬ヶ原及び尾瀬沼を中心とする尾瀬は、高層湿原を主体とする湿原としては日本最大、900種を超える植物、160種の鳥類、40種のトンボなど豊かな動植物と変化に富んだ地形により学術的にも貴重な生態系から成り立ちます。2005年にラムサール条約湿地※(基準:1、高層湿原・淡水湖、湿地タイプ:U,O、登録面積:8,711ha)として登録されました。
※ラムサール登録情報サイトはこちら https://rsis.ramsar.org/ris/1554

当社は尾瀬国立公園の約4割、特別保護地区(ラムサール条約登録湿地)の約7割(6,277ha)を、当初は発電用地として、発電所建設計画撤回後は水源涵養林として保有し、50年以上にわたり当社単独または地域のパートナーとともに生態系の回復と保全活動に取り組んでいます。1995年の尾瀬保護財団設立後は同財団の参加メンバーの一員として、地域の皆様と共に尾瀬の自然保護や環境施策の促進を進めるとともに、尾瀬利用者への適正利用の働きかけ等を進めています。
(尾瀬の自然保護活動についてはこちら(http://www.tepco.co.jp/oze/
(当社が参加する尾瀬保護財団の取り組みはこちら(https://www.oze-fnd.or.jp/ozd/sh/

尾瀬希少種リスト(ラムサール湿地に関する情報シート(RIS)掲載情報)

植物(flora)


・CR/EN:1
・VU:10
Nuphar pumilum [(VU)*1] オゼコウホネ
Chara globularis [(CR)*1+(EN)*1] カタシャクジモ
Amitostigma kinoshitae [(VU)*1] コアニチドリ
Iris laevigata [(VU)*1] カキツバタ
Cirsium homolepis [(VU)*1] オゼヌマアザミ
Pogonia japonica [(VU)*1] トキソウ
Habenaria sagittifera [(VU)*1] ミズトンボ
Drosera anglica [(VU)*1] ナガバノモウセンゴケ
Viola kamtschadalorum [(VU)*1] オオバタチツボスミレ
Carex nemurensis [(VU)*1] ホソバオゼヌマスゲ
Utricularia uliginosa [(VU)*1] ムラサキミミカキグサ
動物(fauna)
鳥類
(birds)

・EN:2
・VU:5
・NT:5
Aquila chrysaetos japonica(Golden eagle)[(EN)*1]、 ニホンイヌワシ
Spizaetus nipalensis orientalis(Hodgson's hawk-eagle) [(EN)*1] クマタカ
Accipiter gentilis (Goshawk) [(VU)*1]、 オオタカ
Falco pergrinus japonensis (Peregrine falcon) [(VU)*1]、 ハヤブサ
Pericrocotus divaricatus (Ashy minivet) [(VU)*1]、 サンショウクイ
Lanius tigrinus Drapiez (Thick-billed shrike) [(VU)*1]、 チゴモズ
Emberiza yessoensis (Japanese reed bunting) [(VU)*1] コジュリン
Gorsachius goisagi (Japanese night heron)[(NT)*1]、 ミゾゴイ
Pandion haliaetus(Osprey) [(NT)*1]、 ミサゴ
Pernis apivorus (Honey Buzzard) [(NT)*1]、 ヨーロッパハチクマ
Accipiter nisus (Sparrow hawk) [(NT)*1]、 ハイタカ
Lanius cristatus (Brown shrike) [(NT)*1] アカモズ
昆虫類
(Insects)
Nehalennia speciosa [(NT)*1] カラカネイトトンボ

Note:*1環境省レッドリスト登録
NT: 準絶滅危惧種
VU: 絶滅危惧Ⅱ類
CR、EN: 絶滅危惧IA類、IB類

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