プレスリリース 2002年

(株)トーメンパワーホールディングスに対する東京電力(株)の資本参加について



                                                       2002年6月26日

                                株式会社トーメン
                                東京電力株式会社

 株式会社トーメン(以下、トーメン)と東京電力株式会社(以下、東京電力)は、本日、ト
ーメンの100%子会社で風力発電事業を行う持株会社である株式会社トーメンパワーホー
ルディングス (以下、TPHC)に東京電力が資本参加することについて、基本合意書を締
結いたしました。
 具体的には、東京電力はTPHCの株式の一部をトーメンから譲り受けるとともに、TPHC
の新株引受により、TPHCの50%の株主となります。出資形態や、会社の商号、役員な
ど出資後の会社概要は、今後、両社間で協議の上、8月末を目途に最終契約書を締結する
予定です。

 トーメンは、商社とは異なるノウハウを保有する戦略的パートナーを招聘し風力発電事
業をさらに拡大させるため、昨年11月に電力事業の一部を分社しTPHCを設立しました。
TPHCは、米国、英国、スペイン、イタリア、日本において稼動総発電容量約53万8千
kW、開発中も含めると総発電容量約307万4千kWを擁する世界最大級の風力発電事業者
であり、今後、先進諸国を中心とする再生可能エネルギー重視の追い風に乗り、さらなる
拡大発展が期待されております。さらに、今後東京電力が資本参加することにより、電気
事業者としてのノウハウ、技術力、情報力が加わることで、飛躍的な事業の拡大が可能と
なります。

 一方、東京電力は、これまで自然エネルギーの利用・普及について積極的に取り組んで
おり、風力発電事業を八丈島風力発電所で行うとともに、太陽光発電などの余剰電力の
購入やグリーン電力基金の支援などを実施しております。このたび、風力発電のデベロ
ッパーとして世界的な実績を持つTPHCへ資本参加することにより、国内のみならず欧
州や米国の風力資産や風力発電事業のノウハウを保有できるとともに、これまで蓄積し
てきた系統連系技術や機械設備の運用保守などのノウハウを活用し、国内外の風力発電
事業に本格的に参入することが可能となります。

 今回の基本合意は、これら両社の利益が一致したことから実現したもので、今後、両社
の特長を活かして、急速に進展しつつある世界の風力発電業界において、積極的に事業
の拡大をめざすとともに地球環境への貢献を図ってまいります。

                                     以 上

[参 考]

TPHCの概要(2002年3月31日現在)
商   号:株式会社トーメンパワーホールディングス
代 表 者:代表取締役社長 近藤 芳正
設立年月日:平成13年11月1日
事業内容 :風力を中心とする再生可能エネルギーによる発電事業
従 業 員:40名
資 本 金:3億円
株   主:トーメン100%


今後のスケジュール
6月26日   両社取締役会で基本合意決議
       基本合意書締結
8月末目途  最終契約書締結
9月末目途  クロージング(払込)


                                     以 上





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