プレスリリース 2002年

福島第二原子力発電所2号機の手動停止について



                                                   平成14年9月2日
                                                   東京電力株式会社


 当社福島第二原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)
は、定格出力にて運転中のところ、19時44分、「ダスト放射線モニタ異常」
の警報が発生し、湿分分離器(B)区域ダストモニタおよび排気筒モニタの指
示値にも上昇が認められました。
 
 このため原子炉を手動停止して原因の調査を行うこととし、本日20時30
分より出力降下を開始しました。明日2時30分に発電機を解列する予定です。

 また、上記事象とは別に、17時49分、「排ガス減衰管入口放射能高」の
警報が発生し、排ガス放射線モニタの指示値が上昇したことから、燃料からの
微少漏えいの事象も発生していることが考えられます。

 なお、発電所排気筒から極く微量な放射性物質の放出がありましたが、22
時現在、発電所周辺のモニタリングポストの値に変化がなく、外部への放射能
の影響はありません。
 また、原子力安全・保安院による国際原子力評価尺度(INES)暫定評価
では、0-とされています。

                                以 上


(注)湿分分離器とは、高圧タービンで仕事を終えた蒸気の湿分を除去してか
   ら低圧タービンに導くための装置です。
  








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