プレスリリース 2003年

福島第一原子力発電所2号機における圧力抑制室の点検状況等について

                         平成15年10月14日
                         東京電力株式会社

 当社・福島第一原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロ
ワット)については、第20回定期検査を実施中のところ、原子炉建屋の圧
力抑制室*1において異物(足場材およびロート等)が発見されました。
                 (平成15年10月9日お知らせ済み)

 現在、2号機については、点検をほぼ終了し異物の回収等を実施中です
が、これまでに足場材やロート、シートの切れ端やアルミテープ等を回収
し、安全上問題となるものは確認されておりません。また、回収作業に伴
い新たな異物(足場用クランプ*2 1個,アルミテープ,ひも状のもの
等)を確認いたしました。引き続き構造物の陰となる部分の点検、異物の
回収および圧力抑制室で行った工事の状況の調査等を実施いたします。

 なお、当社は、現在停止しているプラントについて、原因調査の一環と
して、念のため圧力抑制室の点検を実施することとし、順次点検を開始い
たしております。

                              以 上
*1:圧力抑制室
 原子炉格納容器の下部にあり、原子炉格納容器内圧力が蒸気等で上昇し
た場合にその蒸気を圧力抑制室内に導いて冷却することで原子炉格納容器
内の圧力を低下させる設備。また、原子炉冷却材喪失事故時の非常用炉心
冷却系の水源として水を貯蔵する役割もある。

*2:クランプ
 足場材のパイプをつなぐ金具。


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