プレスリリース 2004年

定期検査中の柏崎刈羽原子力発電所2号機の発電開始について

                             平成16年7月2日
                             東京電力株式会社

 当社・柏崎刈羽原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、
平成15年3月10日以来、第10回定期検査を実施してまいりましたが、平成16年7月
2日午前0時50分発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能検査を受
け、7月下旬頃に定期検査を終了する予定です。

今回実施した主な工事は、以下の通りです。

(定期検査中に実施した主な工事)

1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体764体中108体を取り替えました。
2.出力領域計装検出器の取替え
   出力領域計装検出器43本中8本を取り替えました。
3.その他
  ・シュラウドの健全性を確認するため、目視可能な溶接線について点検を実施
   した結果、下部リング溶接線(H6a)外側近傍ほぼ全周、シュラウドヘッ
   ドボルトブラケット溶接線近傍1ヶ所、中間胴縦溶接線(V16)外側近傍1
   ヶ所、シュラウドサポートリング溶接線(H7a)内側ほぼ全周にひびを確
   認いたしました。このうち、中間胴縦溶接線(V16)外側近傍1ヶ所、およ
   びシュラウドサポートリング内側溶接線(H7a)内側近傍ほぼ全周のひび
   について補修を実施し、下部リング溶接線(H6a)外側近傍ほぼ全周のひ
   びについては、特殊設計施設認可をいただきました。
  ・原子炉再循環系配管の健全性を確認するため、配管溶接部の超音波探傷検査
   を実施した結果、配管の継手5個にひびを確認し、当該部の配管取替工事を
   実施いたしました。また、原子炉圧力容器と原子炉再循環系配管接続部の溶
   接部について超音波探傷検査を実施した結果、ひびは確認されませんでした。

                                  以 上
 
<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機(46万キロワット)           定期検査中
          2号機(78万4千キロワット)      運転中
          3号機(78万4千キロワット)      運転中
          4号機(78万4千キロワット)      運転中
          5号機(78万4千キロワット)      運転中
          6号機(110万キロワット)          定期検査中
福島第二・1号機(110万キロワット)          運転中
          2号機(110万キロワット)          定期検査中
          3号機(110万キロワット)          運転中
         4号機(110万キロワット)          定期検査中
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)          運転中
          2号機(110万キロワット)          7月2日より発電開始
          3号機(110万キロワット)          運転中
          4号機(110万キロワット)          運転中
          5号機(110万キロワット)          運転中
          6号機(135万6千キロワット)    運転中
          7号機(135万6千キロワット)    運転中

 これにより、停止中のプラントは、4基、合計376万キロワット、運転中のプラ
ントは、13基、合計1354.8万キロワットとなります。

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