プレスリリース 2004年

福島第一原子力発電所6号機の点検停止について

                            平成16年12月17日
                            東京電力株式会社

 当社・福島第一原子力発電所6号機(定格出力110万キロワット)は、定格出力
にて調整運転中ですが、平成16年11月26日実施した原子炉格納容器低電導度廃液
サンプ*1水の定例分析において、原子炉水に含まれている短半減期核種*2が
検出されました。そのため、原子炉水が当該サンプに流入していると推定される
ことから、同日より原子炉水の流入に関するパラメータ*3の監視強化を図るこ
とといたしました。
                    (平成16年11月26日お知らせ済み)

 これまでの監視状況から、短半減期核種の濃度および当該サンプへの流入量に
緩やかな増加傾向が見られ、原子炉水の流入が緩やかに増えていると判断したこ
とから、今後、どの箇所からの流入なのか調査を実施するため、12月19日よりプ
ラントの停止操作を開始いたします。
 なお、漏えい量は保安規定に定める制限値に比べ十分低く、現状ではただちに
運転に支障を及ぼすものではありません。

                                 以 上




*1 原子炉格納容器低電導度廃液サンプ
    原子炉格納容器内の機器からの排水を受けるために一時貯蔵する槽。
*2 短半減期核種
    短時間に放射能が半分になる放射性物質。
*3 原子炉水の流入に関するパラメータ
    格納容器内の温度・圧力・露点温度、原子炉再循環ポンプ軸封部圧力・
    温度および格納容器内機器からの排水量等。



添付資料
・系統概略図(PDF 13.0KB)6号機原子炉格納容器低電導度廃液サンプ流入量の変化について(PDF 63.4KB) 


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