プレスリリース 2007年

柏崎刈羽原子力発電所1号機の定期検査開始について

                             平成19年5月2日
                             東京電力株式会社

 当社は、5月4日から、柏崎刈羽原子力発電所1号機(沸騰水型、定格出力110
万キロワット)の第15回定期検査を開始いたします。
 このたびの発電設備に係る総点検の結果を踏まえ、経済産業省原子力安全・保安
院より厳重注意及び特別な保安検査の実施等の指示を受け、定期検査の開始時期に
ついて検討を行ってまいりましたが、定期検査の開始時期を当初予定より9日間前
倒しすることといたしました。

1.定期検査のための停止予定期間
   平成19年5月4日〜9月18日(138日間)

2.定期検査を実施する主な設備
 (1)原子炉本体
 (2)原子炉冷却系統設備
 (3)計測制御系統設備
 (4)燃料設備
 (5)放射線管理設備
 (6)廃棄設備
 (7)原子炉格納施設
 (8)非常用予備発電装置
 (9)蒸気タービン

3.定期検査中に実施する主な工事予定
 (1)燃料集合体の取替え
     燃料集合体764体中184体を取り替えます。
 (2)非常用炉心冷却系統のストレーナ取替工事
     圧力抑制室内に設置されている非常用炉心冷却系統のストレーナの目詰
    まり防止対策として残留熱除去系および高圧炉心スプレイ系ならびに低圧
    炉心スプレイ系のストレーナを大型のストレーナに取り替えます。
 (3)起動領域モニタ取替工事
     従来の駆動式の中性子源領域モニタ検出器4台と中間領域モニタ検出器
    8台を、保守性の向上を目的に炉内固定式の起動領域モニタ検出器8台に
    取り替えます。
 (4)格納容器雰囲気モニタ取替工事
     格納容器雰囲気モニタのうち、水素および酸素検出器各4台を取り替え
    ます。
 (5)復水器真空度低設定値変更工事
     主復水器真空度計をゲージ圧力計から絶対圧力計に取り替えることに伴
    い、主蒸気隔離弁を閉じるための信号の一つである主復水器真空度低の設
    定値を変更します。
 (6)原子炉冷却材浄化系配管取替工事
     信頼性向上のため原子炉冷却材浄化系配管の一部を取り替えます。

                                  以 上
 
<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)   定期検査中
     2号機( 78万4千キロワット) 運転中
     3号機( 78万4千キロワット) 運転中
     4号機( 78万4千キロワット) 5月2日から発電開始
     5号機( 78万4千キロワット) 運転中
     6号機(110万キロワット)   運転中

福島第二・1号機(110万キロワット)   運転中
     2号機(110万キロワット)   定期検査中
     3号機(110万キロワット)   定期検査中
     4号機(110万キロワット)   4月30日から発電開始

柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)   5月4日から定期検査開始予定
     2号機(110万キロワット)   定期検査中
     3号機(110万キロワット)   運転中
     4号機(110万キロワット)   運転中
     5号機(110万キロワット)   定期検査中
     6号機(135万6千キロワット) 点検停止中
     7号機(135万6千キロワット) 運転中

 これにより、停止中のプラントは、7基、合計731万6千キロワット、運転中の
プラントは、10基、合計999万2千キロワットとなります。


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