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トップページ > 教えて!でんこちゃん > 電力自由化でくらしはどう変わるの?

教えて!でんこちゃん #001 電力自由化でくらしはどう変わるの?

 

エネルギーアナリスト / 大場 紀章

大場紀章氏 略歴

2008年、京都大学大学院理学研究科博士後期課程
単位取得退学後、トヨタグループの技術系シンクタンクである株式会社テクノバ在籍。
化石燃料供給、エネルギー安全保障、無機物性化学など、エネルギー問題の研究者として活動中。

2016年4月から電力小売の全面自由化が始まり、
みなさまのご家庭でも、複数の会社から、
電気の契約先を選ぶことができるようになりました。
そのことでくらしはどのように変わるのでしようか?
エネルギーアナリストの大場 紀章先生に聴いてみました。

そもそも、電力自由化ってなに?

最近よく聞く、電力自由化。
実は大きな“電力システム改革”の一部なのです。
電力システム改革の第一弾は「広域的な送電線運用の拡大」。
そして、第二弾が、「電力小売の自由化」。
ここが、いま質問してくれたいわゆる「電力自由化」ですね。
そして、実は第三弾があってそれが、「送配電部門の法的分離」です。
ちょっと難しい言葉だけど、
「法律的に送配電を発電・小売と分離して、
中立性を高めますよ。」ということです。

電力自由化以前は、住んでいる地域ごとに契約できる電力会社が決まっていました。
でも、この4月からは今までの電力会社だけではなく、
様々な料金プランやサービスをもとに、新規参入する会社(小売電気事業者)と
契約することができるようになりました。

それって新しいことなの?安全なの?

実は、工場やオフィスビルなど、
一般家庭以外の分野では以前から電力自由化が始まっていて、
新規参入の会社から電力を買うことができていました。
その経験があるので、一般家庭に関わる電力自由化についても、
電力を届ける仕組みはこれまでと基本的に変わりません。
つまり、今まで通り安全面も変わらないということですね。

契約会社を選べるということは、
遠くの電力会社からでも私の家へ電気が届くの?

遠くの電力会社や、新規参入の会社は、
もともと使っている地域の電力会社の送電網を使って、
みなさんのご家庭へ電気をお届けします。
つまり、これまで地域の送電網を作り、日々メンテナンスしていた
地域電力会社が他の会社へ、送電線を貸してあげる。
そのようなイメージです。

また、先ほど少し触れましたが、第一弾の電力システム改革の結果、
電力広域的運営推進機関(通称OCCTO)と呼ばれる、
地域をまたいで電力量の調整を指揮・監督する機関も2015年4月に発足しており、
安定した電気の供給を監督しています。

なるほど!いろんな会社が電力事業に新規参入しても、
監督している機関があるから安心なのね!

まさに、その通り!
日本は世界でもトップクラスの送配電の管理技術を持っています。
だから新規参入の会社と契約しても、あるいは地域外の電力会社と契約しても、
今まで通り地域の電力会社と契約しても、安定した電気と安心のサービスが提供されるのです。

じゃあ、私たちの生活はあまり変わらないの?

電気の供給は安定しているので、生活は大きく変わりません。
そのために、各地域の電力会社がしっかりと準備をしています。
ただ、多くの会社が参入してくるので、
みなさんの電気契約の選択肢はとても広がることになるでしょう。

なるほど!

< ポイントのまとめ >

  • ●2016年4月から、様々な料金プランやサービスをもとに、新規参入する会社(小売電気事業者)と契約することができるようになりました。
  • ●電力自由化(電力小売自由化)は電力システム改革の一部分です。
  • ●地域をまたいで多くの会社が電力事業に参入しても、電力の送配電を監督する、電力広域的運営推進機関(OCCTO)があるから安心・安全です。
  • ●多くの会社が参入してくることで、みなさんの電気契約の選択肢が広がりました。

電力自由化って難しく考えていたけど、今まで通り
電気は安定供給されるから、安心!
たくさんの選択肢を比較するのは少し大変そうだけど、
自分に合ったサービスを選べるってことでもあるのね!


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