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トップページ > 教えて!でんこちゃん > 電力自由化で、何が自由になるの?

教えて!でんこちゃん #002 電力自由化で、何が自由になるの?

 

エネルギーアナリスト / 大場 紀章

大場紀章氏 略歴

2008年、京都大学大学院理学研究科博士後期課程
単位取得退学後、トヨタグループの技術系シンクタンクである株式会社テクノバ在籍。
化石燃料供給、エネルギー安全保障、無機物性化学など、エネルギー問題の研究者として活動中。

2016年4月から電力小売の全面自由化が始まり、
みなさまのご家庭でも、複数の会社から、
電気の契約先を選ぶことができるようになりました。
今回は電力自由化で「自由」になることについて、
その背景にある送配電と発電・小売の分離の視点から
エネルギーアナリストの大場紀章先生に解説していただきました。

電力自由化で、何が自由になるの?

実は電力自由化前までは、
・電気を作る人(発電所)
・電気を運ぶ人(送電線、配電線)
・電気を売る人(小売)
それぞれの部門が一体になって各地域の電力会社が電気をお届けしていました。
つまり、小売できる人も、発電できる人も、自由には参入できなかったのです。
それが、発電と小売の部分への参入が自由になりました。
大げさにいうと誰でも参加できるようになりました。
新規参入すれば、でんこちゃん発電会社なんていう会社も作れてしまいます。
(もちろん色々な申請や承認は必要です)。
また、小売の会社は、自分で発電した電気を売る会社と、
電気を他から仕入れて、小売だけする会社の2つに分かれてきます。

じゃあ、電気を運ぶ人はどうなったの?

送配電は、今まで通り地域に根差した
電力会社が責任をもって担当します。
ただし、2020年までに送配電部門を、
発電と小売から分離することが法律的に義務付けられているので、
より中立的な立場になるといえるでしょう。
会社の形態としては、電力持株会社の下で発電と
送配電と小売の各部門を分社化するタイプと、
発電と小売部門の子会社に送配電部門を置くタイプの2つに分かれます。
まとめると、下の図のようになります。

自由化されると、
電気の値段も自由に決められるってこと?

電気は、みんなが公平にあまねく使えなくてはいけないサービスです。
だから、これまでは、国が“その金額は適正か?”をチェックしていました。
しかし、電力自由化によって、
各社が電気料金を自由に決められるようになったため、
独自の電気料金プランなども登場してきています。

電気を購入する会社は誰でも選べるの?

2016年3月までは、50kW以上の大きな契約をされる方しか
自由に電気の契約先は選べませんが、
これからは、一般家庭でも多くの会社を比較して、
選ぶことができるようになります。
ただ、マンションごと一括で受電している場合など、
いくつか制約がある場合もあります。

なるほど!

< ポイントのまとめ >

  • ●電力自由化で、発電と小売が自由になります。
  • ●電力小売だけをする会社と、発電と小売一体型の会社の二つが出てきます。
  • ●2020年までに送配電部門と、発電・小売を分離することが、法律的に義務付けられます。
  • ●各社が電気料金を自由に決められるため、独自の電気料金プランなども登場してきます。

電力自由化で、自由になる範囲がわかったわ。
難しかった電力自由化の仕組みが
少しずつわかってきた!


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