エネルギー資源の乏しい日本では、「エネルギーの安定供給」、「経済性」、「環境保全」=エネルギーセキュリティが課題となっています。
エネルギーセキュリティを実現するためには、多種多様なエネルギー資源を安定的に確保し、バランスよく組み合わせて最大限に活用した電源構成=エネルギーミックスが重要だと考えられています。

エネルギー資源の主な特性

水力、化石燃料、太陽光など多様なエネルギー資源が存在しますが、残念ながら万能なエネルギー資源はまだ存在していません。どの資源にも「強み」と「弱み」があります。
それぞれの強みを生かし、弱みに配慮し、適切なバランスで組み合わせることが重要です。

水力
  • 再生可能な国産エネルギーでクリーン。
  • 今後、大規模な開発は困難。
石油
  • 輸送用燃料、化学製品など発電用以外にも用途が広い。
  • 埋蔵量が少なく、政情不安定な中東に偏在。価格変動が激しい。
天然ガス
  • 石油・石炭に比べクリーン。
  • 燃料の供給は安定しているが、大量に、一定数量をコンスタントに購入する契約が多い。
  • 価格が石油とほぼ連動しており、石油と同様に変動が激しい。
石炭
  • 石油に比べ埋蔵量が豊富で、世界に広く分布。価格も比較的安定。
  • SOx、NOx、ばいじん対策など環境保全対策が必要。
ウラン(原子力)
  • 政情の安定した国を中心に広く世界に分布。価格も比較的安定。
  • 発電時にCO2を出さない。
  • 原子燃料サイクルの確立によってウラン資源の利用効率が飛躍的に向上。
  • 厳重な放射線管理や、放射性廃棄物の適切な処理、処分が必要。
太陽光
  • 再生可能な国産エネルギーでクリーン。
  • 発電コストが高い。
  • 自然エネルギーのため天候や時間帯に左右され、安定供給が難しい。
風力
  • 再生可能な国産エネルギーでクリーン。
  • 発電コストが高い。
  • 自然エネルギーのため天候や時間帯に左右され、安定供給が難しい。

出典:「電気事業連合会原子力2014[コンセンサス]」他

東京電力におけるエネルギーミックス

電気の需要は季節や時間帯によって大きく変化します。
電気は貯めておけないので、需要の変化に対応した電源構成で適切な量を発電する必要があります。このため、エネルギー資源の特性を活かした電源構成にする必要があります。
東京電力グループでは、たとえば火力発電(東京電力フュエル&パワー)では季節、曜日、時間帯によって刻々と変動する使用量に応じて発電し、発電所毎、ユニット毎の経済性も考慮した運用を行うなど、様々な工夫をしています。

ピーク電源 発電コストは高いが電力需要の変動に応じた出力変動が用意な電源
ミドル電源 発電コストがベースロード電源に次いで安く、電力需要の変動に応じた出力変動が可能な電源
ベースロード電源 発電コストが低廉で、昼夜を問わず安定的に稼働できる電源

東京電力におけるベストミックスのイメージ図

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