ダムとは?

15m以上がダム

川の流れをせき止め、水を貯めるための大規模な堤防を「ダム」と呼びます。日本の河川法では高さ15m以上の堤防をダムとし、それ以下のものは、「堰(せき)」や「ため池」などと呼んで区別しています。「ダム」と定義された堤防は、水位・流量の観測や操作規定を定めることが義務づけられています。

ダムの役割

ダムの役割といえば「治水(洪水調節)」や「利水」が思い浮かびますが、「利水」には、かんがい用水、水道用水、工業用水などの用に供する事に加えて、“発電”が挙げられるのです。水が高いところから低いところへ落ちる力を利用して電気をつくるのが、ダムによる水力発電のしくみ。安定して安全な電力を供給できる設備として、ダムが注目されています。

ダムの種類

ダムには大きく分けて、次の5つの種類があります。日本のダムのもっとも一般的な型式が、「重力式ダム」。ダム自体の重みで水圧をささえるダムで、ダムの重量を支えるのに十分な基礎岩盤上に建設します。「アーチダム」は、水圧を両岸の岩盤で支えるようにアーチ型に築いたダムです。「フィルダム」は岩石や砂利を積み上げ、ダムの内部または上流面に遮水素材を組み込んだダムです。「アースダム」は、主に土を台形状に形成したもの。昔の“ため池”はほぼこの形式です。「バットレスダム」は、水を鉄筋コンクリートの遮水板でせき止め、その板をバットレスという壁で支えるダムです。

重力ダム
アーチダム
フィルダム
アースダム

ダムの構造

ダムによる水力発電所は、次のような構造をしています。まずダムに貯められた水を、取水口から鉄管を通じて水車へと送水。水の勢いで発電機と直結した水車が回転することで、電気がつくられます。この電気は発電所の変圧器で高い電圧に昇圧され、消費地へ送られます。

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