送電について

発電所でつくられた電気は、変電所を経由して、お客さまにお届けしています。その電気が通る線路を「送電線」といいます。(最後の変電所からご家庭までの間は「配電線」といいます)。

1回線の送電線で送ることができる電気の量を送電容量といいます。単位はキロワット。容量が大きいほどたくさんの電気を送ることができます。
送電容量を上げるためには、電圧を上げる、電流を増やして送るなど、理論上は簡単にできますが、実際には高電圧、大電流の送電技術は絶縁の問題や安全性、電圧降下などいろいろな面をクリアしなくてはなりません。

送電について

送電損失を減らす

送電損失を減らす

このため送り出した電気エネルギーのすべてがお客さまに届くわけではありません。送電線の抵抗などのために、電気の一部は熱となって途中で空中へ逃げてしまいます。これを「送電損失」あるいは「送電ロス」といっています。抵抗の少ないアルミ線の導入や、送電電圧を上げたり、コンピュータによる最短距離での送電方式を取り入れたりして、送電損失は大幅に減少しています。

技術革新による100万V設計送電線

送電線の電圧は高いほどたくさんの電気をまとめて送ることができます。遠くの発電所から大量の電気を効率よく送るために、100万ボルト設計送電線も建設されています。

送電鉄塔は、送電電圧、送電容量、地形などに応じて、大きさや形は多様です。高さも45mから100mを超えるものまであります。現在、100万ボルト設計の鉄塔は、高さが100メートル以上もある巨大なものです。

技術革新による100万V設計送電線

都市景観との調和をはかる地中送電

都市景観との調和をはかる地中送電

高層ビルが立ち並ぶ都心部に電気を送るには、供給信頼性とロスの少ない送電、さらに都市景観との調和が求められます。そのため、50万Vや27万5,000Vなどの超高圧で電気を送る地中送電線が使われています。地中送電は、架空送電(鉄塔などに張った電線による送電)と違い、極めて狭い空間に送電線を収容しなければなりません。このため、地中送電用ケーブルには、安全な絶縁処理が施されています。

東京23区内では、92.6%が地中化されています。

地中送電線の点検作業のようす

地中送電線の点検作業のようす1

地中送電線の点検作業のようす2

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