2017.06.01

シーズンレポート

電気を届ける
私たちの仕事には、
社会的責任がある。

電気や配線の知識や技術を磨き、
安定供給に貢献することがやり甲斐です。

私の父は東京電力の社員で、子どものころから父が近くの電柱で作業している姿を見ていました。子ども心ながらに「生活を守る大切な仕事なんだな」と感じていて、それが今の自分につながっているのかもしれません。

現在の業務は、群馬県内15カ所の水力発電所において、主に電気設備の面を管理することです。各発電所に異状がないかを調べる定期巡視のために、月の半分近くは出かけています。仕事を通じて、工業高校で学んできた電気や配線に関する知識や技術を磨くことができるので、とてもやり甲斐を感じています。でも、正直なところ、今は分からないことだらけ。知識や技術を伸ばすどころか、もっと高校で真剣に学ぶべきだったと反省しています。私たちの仕事には社会的な責任がありますから、それをひとつのモチベーションにして、今は先輩に指導してもらっている毎日です。

巡視に向かう途中で出合う
美しい景観が仕事の楽しみ。

巡視で赴いた発電所で、ひとつだけ困ることがあって…。実は、子どものころから虫が大の苦手なんです。発電所のほとんどが山の中にあるので、あちこちに虫がいて、もはや逃げることはできません。前に一度、大きなクモに出くわして…つい大声を出して、一緒にいた先輩を驚かせてしまいました。本当に反省の日々ですね。

発電所の中は設備機器の音が大きく響いているので、先輩の指示を聞き漏らさないように注意する必要がありますし、自分が話すときは正確に伝わるように、大きな声を出すように心がけています。

もちろん、巡視で楽しみなこともあります。それは、発電所に向かう山道で出合う美しい景観。春は遅咲きの桜、秋は紅葉が楽しめますし、冬の雪景色には静かな美しさがあります。四季それぞれの景色との出合いは、巡視のささやかな楽しみ。作業の疲れや虫への恐怖を忘れさせてくれるんです。

歴史を引き継ぐ責任感が
レベルアップしたいという思いを育む。

発電所での巡視は、基本的に先輩と2人で行います。先輩の指示に従って作業を進めるのですが、少しでもスムーズになるように、先輩が次に何をするのか、どのような工具を使うのか、先読みして用意することを意識しています。そして、巡視を終えると、どの発電所に誰と行って、どのような作業をしたのかを記録するようにしています。

東京電燈(現在の東京電力)が水力発電を始めたのは、1世紀以上も前の明治40(1907)年のこと。私たちが管理している発電所の中にも100年近く稼働しているものがあって、先人たちの技術力の高さや、丁寧な保守管理に改めて驚かされます。私もその歴史を引き継いでいくのですから、「少しでもレベルアップしないと!」という責任感を胸に秘めています。

仕事で訪れる片品村は、
自然も、そこに暮らす人々も素敵。

私たちの事務所は沼田市にあり、片品村を訪ねる機会は限られています。だからこそ、片品村の豊かな自然や景観は心に鮮明に残ります。特に、きれいな川の流れはいつまで眺めていても飽きません。ぼーっと眺めていたいですね。それから、仕事の際に利用する食堂は素朴でアットホームな雰囲気があり、心が落ち着きます。自然も、そこに暮らす人々も素敵なんです。

そして、夏から秋の片品村の楽しみは、なんといっても「とうもろこし街道」です。会社に入るまではその存在を知らなかったのですが、仕事で国道120号線を走っていると、ずらっと並ぶ焼きトウモロコシの出店に遭遇しました。あの香ばしい香り…思い出すだけで食欲がそそられますね。「とうもろこし街道」はあまり知られていないので、どんどんアピールしたいです。片品村は、こんなに素敵な場所なんだよって。

新本莉捺

新本莉捺

平成9(1997)年生まれ。東京電力ホールディングス株式会社リニューアブルパワー・カンパニー 沼田事業所 総括グループ。モットーは「明るく、元気よく」。毎日、元気な挨拶を心がけているそう。

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