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家電王中村 剛監修

省エネにつながる!

冷蔵庫の機器選び

近年、省エネ性能の向上を含む製品の進化が目覚ましい冷蔵庫。買い替えにより、電気料金を大幅にカットすることが期待できます。ライフスタイルに合わせ、容量や必要な機能をチェックしましょう。

着目点
1

単身者用の小サイズより
大型冷蔵庫のほうが省エネ

大型(ファミリー向け)のほうが小型(単身者向け)よりも省エネ性能が高い

冷蔵庫の省エネ性能はここ10年で大幅に向上していて、最新式であれば年間の電気料金をかなり抑えることができます。まさに「買い替えることが最大の省エネ」になる家電の代表格ともいえるでしょう。

なかでも買い替えインパクトが大きいのが、ファミリータイプの大型冷蔵庫です。冷蔵庫はサイズが大きいほど多くの電力を消費するイメージがあるかもしれませんが、それは誤り。最近の大型冷蔵庫は外部からの熱侵入を防ぐために外壁の内側をウレタンと真空断熱材で覆うなど、断熱性能が大きくアップしています。そのため、必ずしも容積に比例して消費電力量が増えるわけではありません。

もちろん大型冷蔵庫は高性能なぶん高価格ですが、省エネかつ機能も充実しています。ランニングコストを抑えながら、長く快適に使い続けられる点も考慮して選びたいところです。

着目点
2

「容量」に余裕を持たせて
詰め込みすぎを防止

70L×家族の人数+常備品分(100L)+予備(70L) 家族の人数から計算した容量の目安 4人450L 3人380L 2人310L

「容量」、つまり、その冷蔵庫にどれくらいの食材が入るかも大事なポイント。置き場のスペースにもよりますが、なるべく容量の大きいもののほうが、詰め込みすぎを防止できます。

特に、共働き世帯など週末にまとめ買いをすることが多い場合は「冷蔵室」に余裕があるタイプを、冷凍食材を作り置きしておきたい場合は「冷凍室」に余裕があるタイプを選びましょう。家族の人数だけでなく、ライフスタイルに合わせた使い方も考慮することが重要です。

なお、前述のとおり、最近の冷蔵庫は断熱性能が大きく向上しています。真空断熱材を用いることで優れた断熱性能を保ちながら内壁の厚みを減らし、冷蔵室に広いスペースを確保しているものも。まとめ買いが多い家庭や、育ち盛りの子どもがいる家庭などは、こうした高断熱かつ大容量の冷蔵庫を選ぶとよいでしょう。

また、冷蔵庫の「高さ」は、自分(家族)の身長もふまえて選びましょう。仮に、身長よりも20cm以上高い冷蔵庫を買ってしまうと、冷蔵室最上段の奥に手が届かなくなり、デッドスペースが生まれてしまいます。なお、最近は冷蔵庫を冷やすためのコンプレッサーを最上段に配置し、高さを抑えながら大容量を確保したものもあります。

着目点
3

各メーカーの特徴を比べて
自分が使いやすいものを

各メーカーの特徴を比べて自分が使いやすいものを 冷凍室をよく使う場合 冷凍室の食品が取り出しやすい 野菜室をよく使う場合 野菜室の食品が取り出しやすい

断熱など基本性能の向上だけでなく、使い勝手を考慮した工夫が凝らされていたり、様々な付加機能を持った冷蔵庫が増えています。メーカーごとに進化の方向性や特徴が異なりますので、それぞれを比較した上で目的に合ったものを選びましょう。

例えば、野菜室や冷凍室の位置一つとっても、メーカーごとに考え方が違います。野菜室が真ん中にあるタイプ、冷凍室が真ん中にあるタイプ、あるいは2つの引き出しを「冷蔵・冷凍・野菜」の3種類のモードに切り替えられるタイプなどもあります。

また、野菜の鮮度を長持ちさせる機能や、野菜を立てて保存できる仕切りを設けたり、カメラや重量センサーを活用した在庫管理を行う製品など、フードロス対策が施された冷蔵庫も。こうした付加機能も考慮して選ぶと、より便利に、おトクに使うことができます。

CHECK!

冷蔵庫を買うタイミングは
「人生で4回」訪れる

家族で使う冷蔵庫は、子どもの成長などでライフスタイルが変化するタイミングに合わせて買い替えるのがオススメです。1度目は「子どもが生まれ、買い置きが増えた時」。2度目は「子どもが成長し、食べる量が増えた時」。3度目は「子どもが独立し、夫婦二人の生活になった時」。4度目は「高齢になり、食べる量が減った時」。人生設計と家電選びをリンクさせて、その時々で使いやすいものを選びましょう。

家電別の機器選びの
ポイントをチェックする

家電王
中村 剛 なかむら つよし

2002年に「TVチャンピオン」のスーパー家電通選手権で優勝。現在は家電王として動画「くらしのラボ」をFacebookとYouTubeで毎週配信中!