暖房機器は、エアコン、こたつ、電気カーペット、電気ストーブなど種類によって暖まり方が違います。寒い冬を暖かく過ごすために、機器を上手に選んでお使いいただきますようお願いいたします。
フィルターの清掃はこまめに
フィルターは、2週間に1回程度を目安に清掃するとホコリの目詰まりによる暖房能力の低下を防ぐことができます。フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kWクラス)とフィルターを清掃したエアコンの消費電力量を比較すると、年間で約5%(31.95kWh)削減になります※。
※出典:資源エネルギー庁「家庭の省エネ大事典」
「フィルター自動清掃機能」を搭載のエアコンは、清掃を自動で行いますが、ホコリや油汚れの多い部屋に設置しているエアコンは、取り外しての水洗いなどをおすすめいたします。
カーテンやブラインドを閉めて
日射がない時間に部屋を暖める場合は、カーテンやブラインドを閉めて窓から冷気が入ってくるのを防ぎましょう。
高気密高断熱住宅で試験をしたところ、厚手のカーテンをした場合は、カーテンをしなかった場合に比べて消費電力量が12~17%削減されます。
扇風機・サーキュレーター・シーリングファンの活用
暖かい空気は上昇するため、効率よく部屋を暖めるにはエアコンの風向きを下に向けましょう。
扇風機やサーキュレーターは、強風モードでもエアコンに比べ消費電力は小さいので、天井に向けて使用し、天井にたまりがちな暖気を下に循環させることで、暖房効率が上がります。シーリングファン(天井扇)も同じ効果があります。
立ち上がり時と安定時の消費電力の違い
エアコンは、つけはじめ(起動時)に消費電力がやや大きくなりすばやく暖めます。設定温度になると小さい電力で安定的に運転するため、部屋全体を暖めるには他の暖房機器と比べて効率的です。
タイマー機能を上手に使う
寒さ対策として、あらかじめタイマーを設定しておくと、起床時や帰宅時に快適です。