暖房機器は、エアコン、こたつ、電気カーペット、電気ストーブなど種類によって暖まり方が違います。寒い冬を暖かく過ごすために、機器を上手に選んでお使いいただきますようお願いいたします。
こたつの掛け布団は2枚に
掛け布団を2枚にすることで、熱が逃げにくくなります。さらに敷き布団の下に断熱効果のあるマットなどをもう1枚敷くことも効果的です。掛け布団・敷き布団各1枚と各2枚のときを比較した場合、各2枚にすることで4時間の使用で消費電力量が約17%削減されます。
電気カーペットの下に断熱効果のあるマットなどを敷く
電気カーペットの下に断熱効果のあるマットなどを敷くと、カーペットの熱が床に逃げにくくなります。室温が安定している状態では、何も敷かなかった場合と比較して、15分間の使用で消費電力量が約10%削減されます。
寒い脱衣所やトイレではすぐに暖まる電気暖房を
寒い季節に入浴するときなどは、暖房のあるリビングと暖房のない脱衣室・浴室との大きな温度差により、身体に負担がかかり、特にご高齢の方にはヒートショック(※1)を起こしやすい環境となります。健康も考え、極端に寒さを我慢することは控えましょう。寒い脱衣所やトイレなどの狭い空間を暖める時は、パネルヒーターや小型の電気ストーブなどを活用することもおすすめです。
※1「ヒートショック」とは:
急激な温度の変化が身体に及ぼす影響のことを「ヒートショック」といいます。特にご高齢の方や高血圧の人などが起こしやすく、心筋梗塞・脳梗塞・脳出血など深刻な事故につながることがあります。