汽力発電

汽力発電とは、蒸気の膨張力を利用した発電方式です。重油やLNG(液化天然ガス)、石炭などを燃やした熱で高温・高圧の蒸気をつくります。この蒸気を使って蒸気タービンの羽根車を回し、タービンにつないだ発電機を動かし発電します。汽力発電では、比較的低温域での(600℃以下)熱エネルギーの利用となります。汽力発電の※熱効率は41.6~45.2%です。

低位発熱量基準[LHV]…燃料が燃焼したときに発生するエネルギーを表示する際に燃料中の水分および燃焼によって生成された水蒸気の蒸発潜熱(凝縮熱)を除いたもの。

汽力発電のしくみのイメージ図

汽力発電が導入されている発電所

コンバインドサイクル発電(1,100℃級)

コンバインドサイクル発電は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電方式です。
圧縮した空気の中で燃料を燃やして燃焼ガスを発生させ、その膨張力を利用して発電機を回すガスタービン発電とその排ガスの余熱を回収して蒸気タービンを回す汽力発電を組み合わせ、47.2%の高い熱効率を得ることができます。また、小型のガスタービンと蒸気タービンによって構成されているので、運転・停止が短時間で容易にでき、需要の変化に即応した運転が可能となっています。

コンバインドサイクル発電(1,100℃級)のしくみのイメージ図

コンバインドサイクル発電が導入されている発電所

ACC発電(1,300℃級)

ACC発電※は、コンバインドサイクル発電をさらに発展させ、省エネルギー、機動性、信頼性、環境適合性の飛躍的向上を実現した発電方式です。ガスタービン入口の燃焼ガス温度をこれまでの1,100℃級から1,300℃級に高めるなどにより、ACC発電の熱効率は54.1~57.2%に達します。

ACC(Advanced Combined Cycle)発電:改良型コンバインドサイクル

ACC発電(1,300℃級)のしくみのイメージ図

ACC発電が導入されている発電所

MACC発電(1,500℃級)

MACC発電※はACC発電システムを基本とし、ガスタービン入口の燃焼ガス温度をさらに高温化した高効率・大容量の発電方式です。ガスタービン耐熱材料の開発、ガスタービンの蒸気冷却などの技術革新により、1,500℃級まで高温化することで、58.6%の熱効率を実現します。

MACC(More Advanced Combined Cycle)発電:1500℃級コンバインドサイクル発電

MACC発電(1,500℃級)のしくみのイメージ図

MACC発電が導入されている発電所

MACCⅡ発電(1,600℃級)

MACCⅡ発電※は、ガスタービン入口の燃焼ガス温度を1,600℃級に高めることで、MACC発電の熱効率58.6%をさらに上回る、世界最高水準の熱効率約61%を実現します。

MACC(More Advanced Combined Cycle)Ⅱ発電:1600℃級コンバインドサイクル発電

MACCⅡ発電が導入されている発電所

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