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定期検査中の福島第二原子力発電所2号機原子炉圧力容器内における
異物混入の調査結果について
  
平成16年1月27日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所
 
  当所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)につきましては、平成15年4月14日より第15回定期検査を実施中のところ、原子炉圧力容器内において、平成15年12月22日から25日にかけ、らせん状の金属片(約2cm)、ひも1本(直径約6mm、長さ約1m)および糸状のもの等(総重量約0.8グラム)を確認・回収いたしました。(12月22日、12月23日、12月25日お知らせ済み)
 
  このたび、これら異物の混入原因を調査し、防止対策について検討した結果を以下のとおりとりまとめましたので、お知らせいたします。

  〇らせん状の金属片
   らせん状の金属片が混入した経路を調査した結果、10月24日以降に原子炉圧
   力容器上部および内部で実施した、タイロッド据付前の事前作業において使用し
   た装置
内の狭隘部に付着していた金属片が、炉内に落下したものと推定いた
   しました。
   そのため、装置内の狭隘部について使用前点検を確実に実施するとともに、原
  子炉建屋搬入時においても付着物の有無を確認することといたします。

  〇ひも
   回収されたひもを調査した結果、作業用物品を固縛するためのひもと考えられ、  今定期検査中で異物混入防止対策の強化を講じる以前に炉内へ落下した可能
  性が高いと推定いたしました。
   今後も引き続き、異物混入防止対策を確実に実施することといたします。

  〇糸状のもの等
   糸状のもの等は、ひもの素線が解けたものや、ウエスの繊維等と考えられます。
   今後、ひもやウエスを使用する際には繊維のほつれ等に十分注意し、こまめに
  交換しながら作業することといたします。
  
   現在、当社は、厳格な異物混入防止対策を実施しておりますが、今後も引き続
  き協力企業と一体になり、異物混入防止対策の重要性についてミーティング等を
  活用し再認識するとともに、さらなる意識の向上を図ってまいります。
   また、シュラウド補修工事終了後に再度炉内の清掃を実施いたします。
以 上
  装置
    放電加工装置または超音波探傷試験装置




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