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シュラウドの健全性監視状況(監視パラメータ値の変動状況)



平成16年11月30日現在、監視パラメータ値の変動状況から、
福島第二原子力発電所2号機シュラウドの健全性に問題はありません。


シュラウドの健全性については、下記の4つのパラメータの変動状況を確認の上、総合的に見極めて判断します。
みなさまにご安心いただくため、監視パラメータの変動状況をお知らせしています。

    
■監視パラメータの変動状況(平成16年11月分)
監視
パラメータ
シュラウドの健全性に問題が生じた場合*1
各監視パラメータの変動傾向
現状 概 要
(1)原子炉再循環ポンプ*2の速度が調整範囲内にある場合 (2)原子炉再循環ポンプの速度が調整範囲の上限に達した場合
炉心流量 増加する 安定 安定 炉の出力を調整するための冷却材(水)の流量
炉心下部
格子板差圧
増加する 安定 安定 炉心流量とともに増減する炉心入口の格子板前後差圧
発電機出力 安定 減少する 安定 原子炉で発生した蒸気によりタービンを駆動し得られる電力
原子炉熱出力 安定 減少する 安定 原子炉で蒸気となって発生する熱出力

*1
シュラウドの健全性に問題が生じた場合
(1) 原子炉再循環ポンプの速度が調整範囲内にある場合には、原子炉熱出力および発電機出力を安定に保つため、自動的に原子炉再循環ポンプの速度を増加させます。これにより、炉心流量および炉心下部格子板差圧が増加します。
(2) 原子炉再循環ポンプの速度が調整範囲の上限に達した場合には、炉心流量および炉心下部格子板差圧に変化はなく、原子炉熱出力および発電機出力が減少します。
*2原子炉再循環ポンプ
  原子炉内の冷却水を原子炉圧力容器から取り出し、昇圧し原子炉に戻すポンプのこと。
ポンプの回転数を変化させることにより原子炉出力を増減できる。




シュラウドとは

 シュラウドは、
原子炉圧力容器内部に取付けられた円筒状のステンレス製構造物(隔壁)で、内部に燃料集合体や制御棒等を収納します。
 シュラウドは、ジェットポンプによりシュラウド下部から炉心部に導かれた冷却水の流路を確保するための仕切板の役割を果たします。
→シュラウドとは(詳細・PDF64.0KB)についてはこちらから
→シュラウドの補修作業についてはこちらから
経緯
 『運転中においては、パラメータを確認することによりシュラウドの健全性を監視し、その結果については、県および立地町等へ「発電所の保守運転状況」にて毎月報告するとともにホームページに掲載いたします。』(平成16年3月5日お知らせ済み内容の抜粋)

 
    pdfデータをご覧になるにはAcrobatリーダーが必要です。ダウンロード


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