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環境再生活動

除染後の水田における緑肥栽培試験結果

実施時期
2018年4月末~ ※継続実施中
実施場所
富岡町
実施概要
除染により地力が失われた後、耕作が再開されていない水田の地力回復、景観向上に向けて、緑肥植物の栽培試験を実施。
 ※緑肥植物とは、栽培後の田畑にすき込むことにより土壌改良の作用がある植物。
実施結果
緑肥植物による地力回復に一定の効果があることが分かった。

【1回目(2018年4月)の緑肥栽培の開花状況】

◆ヘアリーベッチ2種とクリムソンクローバーの計3種を栽培。
◆3種類ともに種をまいた後、約1週間で発芽が認められた。
◆ヘアリーベッチ2種は、1ヶ月後に開花が認められたが、クリムソンクローバーは、開花前に大半が水はけが悪かったため枯死した。

1回目(2018年4月)の緑肥栽培の開花状況

土壌酸性度・栽培前後の土壌成分比較

【2回目(2018年11月)の緑肥栽培の開花状況】

◆1回目の緑肥植物のすき込み後に他種を加えた6種を栽培したところ、1回目よりも良好な成育、開花を確認。

2回目(2018年11月)の緑肥栽培の開花状況

【取り組みの展開】

◆2019年7月10日、11日に開催された「第8回環境放射能除染学会の研究発表会(郡山市)」にて報告。
◆栽培試験を継続し、地力回復を図る手法の検討。
◆自治体等に提案し、地域復興の一助となるような取り組みを実施。



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