佐久発電所(※1)は、利根川と吾妻川の2つの河川から取水する発電所出力76,800キロワットの調整池式発電所です。
戦前戦後を通じ、「サージタンク(※2)と桜の名所」として広く地域の皆さまに親しまれてきました当発電所は、大正14年(1925)9月、関東水力電気(株)により着工され、昭和3年(1928)10月に完成、当時東洋一の規模の出力33,600キロワットを誇りました(※3)。その後、昭和13年10月に吾妻川の水を利用する水車と発電機が増設されて出力72,700キロワット、昭和60〜63年(1985〜1988)の改造工事で現在の出力となり、サージタンク(※2)の姿も一新されました。この歴史ある佐久発電所が当社に引き継がれたのは昭和26年(1951)5月のことです。
(※1)「佐久」の名称の由来 発電所の建設を実現した浅野総一郎夫人の作(さく)は、雅号を「佐久」といい、発電所の竣工を待たずして亡くなりました。総一郎は夫人への感謝の意を込め「佐久発電所」と命名したと言われています。
(※2)当発電所のシンボルともいえる5万石(約9千立方メートル)もの大きさのサージタンクは、負荷の急激な変動によって生じる水圧鉄管内の水圧の変動(水撃作用)を吸収する役割を持っています。
(※3)発電所の建設を実現した浅野総一郎(浅野セメント会社創始者)は、「電気事業」の他「造船所」「銀行」経営など多角的な経営を実施していました。
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