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「冷やす」について

(福島第一原子力発電所の2・3号機の場合)

原子炉を「冷やす」とは?

原子炉を「冷やす」ことの目的は原子炉を「冷温停止(原子炉内の水の温度が100℃未満の状態)」という安定した状態にすることです。これには炉心の燃料から発生し続ける「崩壊熱」という熱を取り除く必要があり、このため、注水、減圧、除熱といった操作が必要になります。このため、原子力発電所には下に示すような設備が備えられています。

原子炉を「冷やす」とは?

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「注水」と「除熱」の違い

「注水」と「除熱」はどちらも「冷やす」ための手段です。「注水」は圧力容器に冷たい水を入れて炉心を冷やす方法であり、「除熱」は炉心の熱を水に伝えて外部に逃がす方法です。緊急時、まずは即応性の高い注水を行いますが、注水だけでは炉心から出た熱を格納容器内に抱え込むことになってしまうため、いずれは「除熱」を行う必要があります。



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