Answer
- Q.原子力発電所の寿命はどれくらいですか?
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日本の原子力発電所は,特定の設計寿命は設定しておらず、法律的に決められた寿命はありません。我が国の原子力発電所では、機器は劣化するものという前提のもとに、設計時点で考慮するのはもちろんのこと、さらに運転に入ってからは定期的検査を行い、機器の取替えや修理を行い、常に健全な状態に維持管理がされています。また、取替えが困難な原子炉圧力容器については供用期間中問題がないように設計・管理がなされています。従って、技術評価(高経年化に関する技術評価)を実施した原子力発電所では,適切な保全活動を行っていけば長期間の運転を想定しても(評価条件として60年の運転年数を仮定)プラントの健全性を確保できるという結果がでています。
さらに、原子力発電所の供用期間の延長、つまり長寿命化についても、経済産業省をはじめ原子力研究開発機構、電力中央研究所、電力各社及び原子力産業界において、研究開発が進められています。我が国では、設計寿命についての定めはありませんが、米国では原子力法(修正法)で、運転認可の期間を最大40年と規定しており、最長20年まで、その更新が認められています。
なお,運転を停止する時期については、技術面だけでなく,運転や修理にかかる費用等も考慮した経済性を含めた総合的な観点から,その発電所ごとに判断することになります。






