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| 尾瀬戸倉山林植林ボランティアで植える苗木は、「地元の木を使う」をコンセプトに長い時間をかけて育てています。植林する2500本のうち、1900本は尾瀬戸倉山林生まれのブナ、600本は地元の苗木業者さんにお願いしたトチ、ミズナラ、ヤマモミジ、ヤマザクラなどの広葉樹です。毎年1900本のブナの苗木を自分たちで準備することは大変なのですが、せっかくボランティアの皆様に植えていただく苗木ですから、活着率が少しでも高くなるよう大事に大事に育てています!
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【ブナ幼木の山取り作業】
毎年11月、尾瀬戸倉山林内においてブナ幼木の採取作業を行っています。落葉して、すでに水を吸い上げなくなってから採取した苗は、畑に移しても活着率(植えた苗木が根付く確率)が高いのです。根を痛めないよう、唐鍬などで周囲の土をやわらかくしてから、優しく抜き取るのですが、小さな苗木でもびっくりするくらいしっかり根を張っているときもあり、スタッフ総出の力仕事です。尾瀬戸倉山林は当社所有地内とはいえ、もちろん尾瀬は国立公園ですので、管理者である環境省をはじめ関係省庁の許可を得た上で作業を行っています。 |
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【苗畑での作業】
山で採取したブナの幼木を、苗畑で約5年間育てます。
苗畑作りは、まず土作りから。トラクターで土を耕し、均等に苗を植えることが出来るように「さく」を鍬で切っていきます。「さく」を作っておくと、大雨が降り続いても根腐れを防ぐことができます。
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【根を整える】
採取してきたばかりのブナの幼木を植える前に、まず「直根」と呼ばれる太い根を一本一本丁寧にカット(一部)していきます。「直根」を切ることにより、側根が発達し、活着率を上げることが出来るんですよ。植物の力って不思議ですね。
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【ブナ幼木の植付け】
根を整えたブナ幼木を一本一本、丁寧に約20センチ間隔で植えつけていきます。
浅く根を植えてしまうと風雨により倒れてしまったり、根腐れを起こしやすくなってしまうので、しっかりと植えていきます。
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【植付けたブナの幼木を固定】
一本一本手作業で植えつけた幼木ですが、土にしっかりと根をおろせるよう、さらに周りの土をしっかりと踏み固めていきます。
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【植付け終わった苗】
植付けが完了した苗畑です。これから季節は厳しい冬に変わっていきますが、雪の布団の中でじっと暖かい春の芽吹きを待ちます。
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【雑草の除去】
春を迎えた幼木は、まだまだ背丈が低いので、周りに背の高い草が生えてくると葉に日光が当たらず、光合成が出来なくなって枯れてしまいます。たくましく生長するまでは周辺の草むしりが欠かせません。
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【施肥】
自然の中では、落葉した葉が幼木たちの肥料となりますが、苗畑では施肥も必要です。
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【成長した苗木】
苗畑にて約5年間、立派に育った苗を、来年度のブナ植林定地にある仮植地まで運びます。この作業も、落葉後、水を吸い上げなくなってから行います。子供が寝てしまってからそっとベットに運んであげる状況をイメージしていただければ・・・。
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【苗木の仮植地】
苗畑から仮植地にわざわざ移動するのは、標高の高い植林地の気温や気候、土壌に慣らしておくためです。仮植えを行うことで、苗木の活着率に違いが出ます。(写真中央の白い袋は、下の写真でご説明する「籾(もみ)」です。下のほうに土をかぶせられた苗木が並んでいるのがお分かりいただけますでしょうか?)
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【雪掛け作業】
年によっても差が雪があります。3月、植林地周辺には約1mの積雪がありますが、5月に行われるブナ植林ボランティアまでそのままにしておくと、雪が解け苗木たちは芽吹いてしまいます。芽吹いてしまった苗木を植林すると枯れてしまうことが多いので、周辺の雪をかき集め、3メートルほどの高さまで積み上げ、自然の冷蔵庫の中で芽吹きを遅らせています。
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【籾を雪の上に】
最近は雪解けが早いこともあり、断熱効果に優れている籾(もみ)を雪の上にかぶせておきます。
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【シートをかぶせる】
さらに融雪防止シートを上からかぶせ、直射日光を防ぎます。こうして、植林ボランティア当日まで苗木たちに寝ていてもらいます。ボランティア参加者の中には、芽吹いていない苗木を見て「枯れちゃってる」と心配してくださる方もいるのですが、大丈夫!植林してから数週間もすると、元気に芽吹きだします。
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【すくすく育つ苗木】
植林後数週間経った苗です。植えたときは元気がなさそうだった苗がうそのよう、日の光を浴びてすくすくと育っています。
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