新潟で働く私たちの思い
~客観的な視点で、分析を重ねていく。

2017/01/20

柏崎刈羽原子力発電所では、福島第一原子力発電所の事故の反省をふまえて、設備の強化・新設に取り組んでいる。その現場で働く若手技術者に、仕事に対する思いを聞いてみた。

入社を志望したきっかけは、中越沖地震の時に感じた“電気の大切さ”

原子炉建屋には窓がありません。建屋内の放射線管理区域では換気のため外気を取り入れていますが、窓で換気したりはせず、換気の出口は「排気筒」だけです。
私は、この排気筒に設置してある放射線測定装置で、建屋から外に出る空気に含まれる放射性物質の種類や量などを「監視・分析」する業務を担当しています。

私が東京電力への入社を志望したきっかけのひとつは、高校2年生(2007年)の時に発生した中越沖地震です。余震と停電が続くなかで不安の時間を過ごし、3日後、電気がついた時の感動は今でも忘れられません。

入社後は、原子力発電や放射線のこと、機器のしくみから使い方など、初めて知ることばかりでした。取扱説明書は「わかる前提」で作られているものが多いため、職場の上司や協力企業の方々を質問攻めにしながら一生懸命勉強しました。

目に見えない放射線だからこそ、客観的な視点で

そんな時、先輩から「自分がわかりやすいと思うものを作ってみたら?」と言われ、一挙一動を写真に撮り、解説をつけたオリジナルの手順書を作成しました。今では後輩たちもそれを参考にしてくれていて、「わかりやすい」と言ってもらえたことは、大きな自信につながりました。

福島第一原子力発電所の事故以降、家族や友達から、原子力発電所や放射線のことについて聞かれる機会が増えました。それは、理解してくれようとしている、とてもありがたいこと。その気持ちに応えるためにも、もっと勉強して自分の言葉で伝えられるようになりたいと思います。

日々の業務では、客観的な視点で監視・分析することを心がけています。
例えば、測定結果に数値の変動があり、「なにかおかしい」と感じたら、まずは一度しっかりと立ち止まって、機器の故障、トラブルなど、考えうるあらゆる可能性を確認するようにしています。

放射線は目で見ることができません。だからこそ、客観的な視点で分析した結果によって、少しでも信頼をしていただけたらと思っています。

東京電力ホールディングス株式会社
西田 小海

柏崎刈羽原子力発電所 原子力安全センター 放射線安全部 化学管理グループ所属。
2009年入社。新潟県柏崎市出身。

肩書は取材当時のものです。(2016年9月撮影)

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