新潟で働く私たちの思い
~発電所の安全のため、やれることは全てやりきる覚悟で取り組む。

2017/04/17

柏崎刈羽原子力発電所では、福島第一原子力発電所の事故の反省をふまえて、設備の強化・新設に取り組んでいる。その現場で働く技術者に、仕事に対する思いを聞いてみた。

これでもか、これでもかと、納得できるまで検討を重ねる。

地震と津波、福島第一原子力発電所の事故の映像をテレビで見たのは、育児休職中の自宅リビングでした。
入社以来、柏崎刈羽原子力発電所の建物や設備の設計・建築に携わり、2007年7月に発生した中越沖地震の大きな揺れに原子炉建屋が耐えたのも間近で見てきました。
そのため、原子力発電所の安全性をとても信頼していた私は、テレビ画面に映し出される福島第一の光景に愕然としました。

その年の10月に職場へ復帰し、現在は柏崎刈羽原子力発電所の安全性を高めるための設計・工事に携わっています。
福島第一原子力発電所の事故以降、安全に対して「これで大丈夫」は決して無く、これでもか、これでもかと、自分が納得できるまでとことん検討を重ねることが大事だという思いが一層強くなりました。

例えば、原子炉建屋内に『耐火壁』を作るとき、単に頑丈なコンクリート壁を設計すればいいということではありません。
壁の温度上昇は規定内か、緊急時にもスムーズな往来ができるか、後に周囲の設備点検をする際に支障にならないか、他に安全上の問題が生じていないかなど、その壁を作ることで発生する影響をさまざまな観点から検討します。

検討にあたっては、私が専門とする「建築」という視点だけではなく、配管やケーブルを担当する「電気」や「機械」などの他部門の視点も含めて多角的に進めて全体最適を目指していくことが重要であり、これは後輩たちにも伝えていきたいと思っています。

発電所では複数の工事が干渉しあう現場もあり、それぞれを工程どおりに進め、質の高い設備を作っていくためには、しっかりと安全に工事を行うことが何よりも大切だと考えています。

人と人のつながりから信頼関係は生まれる

まわりの知り合いやお子さんを持つお母さんたちから、福島第一原子力発電所の廃炉作業の状況や柏崎刈羽原子力発電所の安全対策の状況等を質問されることがあります。
私も一児の母として「安心して子育てができる環境」を求める思いは同じです。
疑問や不安の声に対し、東京電力の社員として、この地域の一員として、自分の知りうる情報を丁寧に、誠実に、誠意を持って全てお伝えするように心がけています。
人と人とのつながりの中から信頼関係は生まれてくるものだと思っています。

また、女性のライフスタイルも時代と共に変化し、私が入社したころに比べて技術職の女性が増え、結婚や出産後も働き続ける女性が大幅に増えました。
私も、働くことへの意欲や仕事へのこだわりがある以上、この仕事を続け、発電所の安全のためにやれることは全てやりきる覚悟で取り組みます。
「女性だから・・・」と自分の可能性を狭めず、胸を張れる仕事をしていきたいです。
今後、キャリアに迷う後輩の女性社員がいたら、「働くことへの意欲があるなら、その思いを大切にして、周りにも伝えるべきだよ」―――そういう風にアドバイスしたいと考えています。

東京電力ホールディングス株式会社
小川 千秋

柏崎刈羽原子力発電所 第一保全部 建築(第一)グループ所属。
1992年入社。新潟県上越市出身。

肩書は取材当時のものです。(2016年11月撮影)

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