新潟で働く私たちの思い
~地域の皆さまの安心のため、仲間たちと取り組みを進める

2017/09/01

柏崎刈羽原子力発電所では、福島第一原子力発電所の事故の反省をふまえて、設備の強化・新設に取り組んでいます。今回は、発電所の安全対策工事に携わっている社員に、仕事に対する思いを聞いてみました。

地域から愛される発電所をつくる

私は、東京電力が運営していた技術者養成の学校に進学し、卒業後、柏崎刈羽原子力発電所に配属されました。先輩たちから「世界に誇れるくらいかっこよくて、地域から愛される発電所をつくろう」と言われたのが心に残っています。私はその言葉を胸に、2~7号機の建設に携わりました。夢と情熱を持った先輩、仲間と共に発電所の建設に携わることができたことは大変貴重な経験でした。

中越沖地震が起きたとき、私は柏崎の自宅にいました。突き上げるような大きな揺れが収まり、家族の無事を確認した後、居てもたってもいられず発電所へ向かいました。緊急時対策所で缶詰めになって、発電所設備の点検結果などのとりまとめを行っており、屋外に出て自分の目で発電所の状況を確認することができたのは、震災から3日後でした。3号機の変圧器火災によって黒くなった建屋の壁や、大きくうねった構内の道路を目の当たりにして、大きな衝撃を受けるとともに、地域から愛される発電所を目指してきた一人として、悲しさ、くやしさで胸がしめつけられました。

私は福島出身ですが、柏崎刈羽で会社生活の大半を過ごし、ご近所や子供の保護者会などの縁で沢山の知り合いができました。第二の故郷である柏崎刈羽の皆さまに、中越沖地震での対応や2011年3月11日の福島第一原子力発電所の事故で、ご心配とご不安をおかけしていることを心から申し訳なく思っています。

自由闊達なコミュニケーションを通じて、より高い安全を目指す

柏崎刈羽原子力発電所の建設に携わった後、東京本社にある社内監査部門「原子力品質監査部」や、柏崎刈羽の設備が安定して運転しているかを評価する部署の勤務などを経て、平成28年7月より緊急時を想定した総合訓練や、発電所の初期消火を担う自衛消防センターの対応などに携わっています。

自衛消防センターでは、中越沖地震の反省をふまえ油火災のための化学消防車を新たに配備した、協力企業と連携して24時間の待機態勢を整えるなど、対応力強化に努めてきました。しかし、これがゴールだとは考えていません。東京電力、協力企業の垣根なく、自由にコミュニケーションをとり、もっと良い方法は無いか、隠れたリスクや課題は無いかなどを日ごろから話し合うようにしています。

防災の仕事は、発電所やそこで働く人のためだけではなく、地域の皆さまの安全・安心につながる大切な仕事です。皆さまに安心して頂けるような発電所をつくっていくために、仲間たちと共に、これからも取り組みを進めていきます。

東京電力ホールディングス株式会社
沼 洋一 (ぬま よういち)

柏崎刈羽原子力発電所 防災安全部原子力安全センター
防災安全グループマネージャー 昭和61年入社

肩書は取材当時のものです。(2017年7月撮影)

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