Q&A

  • Q

    燃料デブリの量はどれくらいあるの?

    A

    国際廃炉研究開発機構(IRID)の解析調査によると、1~3号機で合計約880トンと推定されています。

    (内訳)1号機:279トン、2号機:237トン、3号機:364トン

  • Q

    燃料デブリの取り出しにはどれくらい時間がかかるの?

    A

    2号機の燃料デブリの試験的取り出し後、2020年代の中ごろからは段階的に取り出し規模を拡大することとしています。

    福島第一原子力発電所の廃炉作業は、放射性物質によるリスクを安全・着実かつ、できる限り早く下げていく取り組みであるため、国の中長期ロードマップで示されている「30~40年での廃止措置終了」を目標に、まずは足元の作業をひとつひとつ計画的に積み上げていくことが重要と考えています。

  • Q

    取り出した燃料デブリは、どうするの?

    A

    金属製の密閉容器に収納したうえで、福島第一原子力発電所構内に今後整備する保管設備に移送し、金属またはコンクリート製の密閉した部屋の中で保管(乾式保管)をします。
    その後の扱いについては、調査や研究開発等の成果等をふまえて決定していくものと考えており、国と連携して進めていくこととしています。

  • Q

    周辺環境への影響はあるの?

    A

    燃料デブリの取り出し作業は、周辺環境に影響を与えないよう、安全を最優先に、慎重に進めていきます。
    福島第一原子力発電所の敷地境界において測定している空気中の放射線量、放射線濃度や各号機の状況をご確認いただけるよう、日々の計測データや分析結果をお知らせしています。

  • Q

    再び臨界が起こる可能性はあるの?

    A

    現在、福島第一原子力発電所の1~3号機は冷温停止状態にあります。
    仮に、再臨界になると増加する希ガスの発生量を24時間常に監視していますが、この希ガスの発生量が安定していることから、再臨界が起きる可能性は限りなく低いと考えています。
    万が一、再臨界が起こったとしても、ホウ酸水を注入する設備によって、核分裂を抑制する対策をとっています。