エネルギーミックス
エネルギー資源の乏しい日本では、「エネルギーの安定供給」、「経済性」、「環境保全」=エネルギーセキュリティが課題となっています。
エネルギーセキュリティを実現するためには、多種多様なエネルギー資源を安定的に確保し、バランスよく組み合わせて最大限に活用した電源構成=エネルギーミックスが重要だと考えられています。
エネルギー資源の主な特性
水力、化石燃料、太陽光など多様なエネルギー資源が存在しますが、残念ながら万能なエネルギー資源はまだ存在していません。どの資源にも「強み」と「弱み」があります。
それぞれの強みを生かし、弱みに配慮し、適切なバランスで組み合わせることが重要です。
水力 |
|
---|---|
石油 |
|
天然ガス |
|
石炭 |
|
ウラン(原子力) |
|
太陽光 |
|
風力 |
|
※出典:「電気事業連合会原子力2014[コンセンサス]」他
東京電力におけるエネルギーミックス
電気の需要は季節や時間帯によって大きく変化します。
電気は貯めておけないので、需要の変化に対応した電源構成で適切な量を発電する必要があります。このため、エネルギー資源の特性を活かした電源構成にする必要があります。
東京電力グループでは、たとえば火力発電(東京電力フュエル&パワー)では季節、曜日、時間帯によって刻々と変動する使用量に応じて発電し、発電所毎、ユニット毎の経済性も考慮した運用を行うなど、様々な工夫をしています。
ピーク電源 | 発電コストは高いが電力需要の変動に応じた出力変動が用意な電源 |
---|---|
ミドル電源 | 発電コストがベースロード電源に次いで安く、電力需要の変動に応じた出力変動が可能な電源 |
ベースロード電源 | 発電コストが低廉で、昼夜を問わず安定的に稼働できる電源 |