2023年8月13日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

 福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【主な作業実績と至近の作業予定等】

  • 8月12日午前5時10分に「免震棟PLC間通信異常」の警報が発生し、免震重要棟にてサブドレン水位が監視不能となった。
    監視できていないことから、午前5時21分にサブドレン設備の運用を停止した。
    状況は以下の通り。
  • ・停止の状況  サブドレン設備については、通信系(水位等の制御信号の伝送)の単体故障であり、故障していた部品を交換しサブドレン水位監視の復旧を午前7時13分に確認した。
    (PLC[プログラマブルロジックコントローラ:制御を行う電子部品]間通信異常の復旧対応を実施)。
    現在のサブドレン水位は通信系の故障が発生する前の水位と比べて有意な変動がないこと、サブドレンピット周辺で作業を実施していなかったこと、およびサブドレン設備を直ちに停止したことから建屋の滞留水水位とサブドレン水位は、逆転していないと判断。
  • 外部への影響 なし
    プラントパラメータ、モニタリングポスト、排水路モニタなどに異常なし。
    その後、準備が整ったことから8月12日午後4時30分にサブドレン設備の運転を再開した。
    なお、サブドレン水位について、建屋の滞留水水位と逆転していないことを確認。

【サブドレン他水処理施設の状況】
サブドレン他水処理施設の状況

【構内および海域モニタリング結果の状況】
・地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路、海水(港湾内、港湾外、1~4号機取水口内)、魚介類、海藻類等の分析結果は、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
・なお、トリチウムを中心とした拡散状況や海洋生物の状況を今後継続して確認するため、2022年4月から海水(港湾外)、魚類、海藻類のモニタリングを強化している(2022年4月20日から試料採取を開始)。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。

【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2022年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2021年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。