プレスリリース 2000年

福島第一原子力発電所3号機用MOX燃料の輸入燃料体検査の合格証受領について



                                                  平成12年8月10日
                                                  東京電力株式会社


 当社は、福島第一原子力発電所3号機で予定しておりますプルサーマル
計画(第1回装荷MOX燃料:32体)について、平成11年8月5日に通商
産業省に対してMOX燃料(ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料)の輸
入燃料体検査を申請しておりましたが、本日、同検査の合格証を受領いた
しましたのでお知らせいたします。

 当社は、昨年12月の英国原子燃料会社(BNFL社)による関西電力用
燃料のデータ不正問題を契機として、通商産業省からの指示により念のた
め当社MOX燃料(ベルギーのベルゴニュークリア社製)に対する品質管
理状況の再確認を実施し、本年2月24日に再確認結果を通商産業省へ提出
しました。さらに、新しい輸入燃料体検査制度の趣旨を踏まえ、8月1日
に品質保証に関する説明書を提出しました。

 今回の合格証の受領は、プルサーマル計画の実施における一つのステッ
プであり、引き続き安全確保を何よりも最優先して、地元の方々をはじめ
とする皆さまのご理解をいただきつつ、プルサーマル計画を着実に進めて
まいりたいと考えております。

                                                             以 上

(参考)

福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル計画について

1.概要
 ウラン資源の節約と有効利用等の観点から、福島第一原子力発電所3号
機においてプルサーマル計画(ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料[M
OX燃料]の採用)を実施する。
 福島第一原子力発電所3号機では、最初にMOX燃料32体を装荷する計
画で、以降、順次MOX燃料を装荷していくが、MOX燃料の炉心装荷体
数は最大で240体であり、炉心装荷率は1/3程度までとなる。

2.経緯
 平成10年8月18日  福島県ならびに大熊町、双葉町へ安全協定に基 
           づく「事前了解願い」を提出
 平成10年11月 2日  福島県ならびに大熊町、双葉町から事前了解
 平成10年11月 4日  原子炉設置変更許可申請
 平成11年3月15日  通商産業大臣から原子力委員会及び原子力安全委
           員会に対して諮問
 平成11年6月28日  原子力安全委員会より通商産業大臣に対して答申
 平成11年6月29日  原子力委員会より通商産業大臣に対して答申
 平成11年7月2日  原子炉設置変更許可
 平成11年8月5日  通商産業省に輸入燃料体検査申請
 平成11年9月27日  MOX燃料32体を福島第一原子力発電所に搬入
 平成11年12月9日  通商産業省が発電所において外観検査などを実施
       ~21日  
 平成12年2月24日   通商産業省に当社MOX燃料に関する品質管理状
           況の再確認結果を提出
  平成12年8月1日    通商産業省に品質保証に関する説明書を提出
 平成12年8月3日  通商産業省が燃料の保管状況等を確認
              ~4日
 平成12年8月10日  通商産業省より、輸入燃料体検査の合格証受領

                                                            以 上
        
                     








ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします