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プレスリリース 2003年

常陸那珂火力発電所1号機の営業運転開始について〜30年ぶりの石炭専焼火力が運転を開始〜

                         平成15年12月12日
                         東京電力株式会社

 当社は、本日、常陸那珂火力発電所1号機(出力100万kW)の営業運転を
開始いたしました。本機は、当社としては、「新東京火力発電所」が昭和
48年に石炭から石油に燃料を転換して以来、30年ぶりの石炭専焼の火力発
電所[注1]となります。
 
 当社は、供給安定性、経済性、環境などの観点から各エネルギー源をバ
ランス良く組み合わせた「エネルギーのベストミックス」に取り組んでお
りますが、当火力発電所の燃料である石炭は、世界中に広く分布し、可採
年数も他の化石燃料に比べて最も長くかつ価格も安価であるなど、エネル
ギーセキュリティー確保の面で優れています。
 また、環境面においても、当発電所は、低NOxバーナーや脱硫・脱硝
装置を設置するなどの大気汚染防止対策のほか、蒸気を高温・高圧化する
最新技術を採用することにより石炭火力としては最高水準の熱効率43%を
実現し、CO2の排出量抑制に優れています。

 建設にあたり地域の皆さまをはじめ関係各方面の皆さまから多大なご理
解とご協力をいただきましたことに深く感謝申しあげます。また、発電所
運営にあたっては、安全・環境に万全を尽くすとともに、皆さまに信頼さ
れ地域に根ざした発電所づくりに努めてまいります。

 常陸那珂火力発電所1号機の主な特徴は次のとおりです。

 1.安定性、経済性に優れた石炭燃料を使用
   石炭は、中国、アメリカ、オーストラリアなど世界中に幅広く分布
  しており、可採年数も200年超と他の化石燃料と比較して最も長く、
  安定した供給が期待できます。加えて、他の化石燃料に比較して安価
  であり経済性からも優れた燃料です。

 2.石炭火力としては最高水準の熱効率[注2]43%を実現
   出力は、国内最大規模の100万kWであり、蒸気条件の高温・高圧化
  (主蒸気圧力:24.5MPa、主蒸気温度/再熱蒸気温度:600℃/600℃)
  により熱効率43%(発電端)を実現しました。

 3.環境に配慮した石炭火力発電所を実現
 (1)大気汚染防止対策
   ・硫黄酸化物(SOx) :脱硫装置の設置
   ・窒素酸化物(NOx) :低NOxバーナーの採用、脱硝装置の設置
   ・ばいじん       :電気集塵装置の設置

 (2)石炭粉じん(飛散)対策
   ・密閉型ベルトコンベアの設置
   ・貯炭場へ遮風フェンスの設置
   ・石炭パイルへの散水設備の設置 など

 (3)石炭灰の有効利用
    港湾建設の埋立材として有効利用

 (4)景観・緑化対策
    建物や煙突などの形状、色彩を発電所周辺の環境と調和するよう
   にデザインしたほか、構内緑地の一部をビオトープ型緑地(約20ha)
   として地域の皆さまに開放します。

                              以 上

[注1] 石炭火力発電のしくみ
  燃料となる石炭は船で運ばれ、発電所の石炭船専用桟橋で陸揚げされ、
 貯炭場に保管されます。貯炭場の石炭はベルトコンベアに乗せられ、ボ
 イラに設置されたバンカーまで運ばれます。バンカーの石炭は、微粉炭
 機で細かな粉末(微粉炭)にされ、ボイラに送られ燃やされます。ボイ
 ラでは微粉炭の燃焼により水が高温高圧の蒸気となり、その蒸気の力で
 タービンを回転させ発電するしくみとなっています。

[注2] 熱効率について
  本文中の熱効率約43%とは燃料のもつエネルギー(発熱量)を高位発
 熱量基準(HHV)で表示したもので、低位発熱量基準(LHV)では約45%に相
 当します。両者の違いは、燃料中の水分および燃焼によって生成された
 水分の凝縮熱を発熱量として含むか否かによるものであり、凝縮熱を含
 むHHV表示の方が発熱量が大きくなるので、熱効率は低くなります。

<別紙>
・常陸那珂火力発電所1号機の概要(PDF 160KB)

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