プレスリリース 2005年

高速電力線搬送通信(高速PLC)の実証試験結果ならびに平成17年度における実証試験の継続実施について

                            平成17年4月1日
                            東京電力株式会社

 当社は、高速電力線搬送通信(以下、高速PLC*1)の漏えい電界*2低減技
術に係わる実証試験を、平成16年3月から当社社宅など5カ所において順次開始
し、平成17年3月末まで約一年にわたり実施してまいりましたが、このたび、こ
れまでの実証試験において計測された漏えい電界強度が、目標としている数値よ
りも十分に低く抑制されていることを確認いたしました。(別紙1参照)

 また、今後も、さらなるデータの蓄積により実験精度の向上を図ることを目的
として、漏えい電界低減技術に係わる実証試験を平成17年度も継続して実施する
こととし、本日、総務省関東総合通信局より、実験を目的とした高速PLC設備
(4カ所)の設置許可をいただきました。(別紙2参照)

 当社は、今後とも、総務省「高速電力線搬送通信に関する研究会」*3での検
討状況もふまえて、引き続き、漏えい電界低減技術の効果確認を行ってまいりま
す。
 また、高品質なブロードバンド環境をより多くのお客さまにご利用いただける
よう高速性・利便性に優れた高速PLCの実用化・事業化を視野に入れた検討を
進めていきたいと考えております。

                                 以 上

*1 高速PLC(Power Line Communication)は、既存の配電線や家庭の電灯
  線に通信信号を注入して高速な通信を実現する技術で、従来の低周波帯(10
  〜450kHz)を利用する低速PLCに対し、高周波帯(2〜30MHz)を利用する。
  現在、最大200Mbps級の通信速度を達成する技術が開発されているが、現行法
 (電波法)では実用化が認められていない。

*2 通信信号を注入した際に副次的に発生する電界・電波であり、発生量が多
  いと既存の放送や通信と干渉する原因となる。

*3 既存無線通信と高速PLCとの共存条件について検討することを目的とし
  て、2005年1月から開催されている総務省の研究会。当社も、構成員として
  参加している。

添付資料 
・別紙1:高速PLC実証試験における漏えい電界測定結果について(PDF 21.5KB) 
・別紙2:平成17年度 高速PLC実証試験の概要について(PDF 25KB) 


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