プレスリリース 2007年

定期検査中の福島第一原子力発電所2号機の原子炉手動停止について

                             平成19年1月17日
                             東京電力株式会社

 当社・福島第一原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)
につきましては、平成19年1月16日午前0時より原子炉の起動操作を開始いたしま
したが、同日午後8時58分、直流電源の地絡警報*1が発生いたしました。
 このため、原子炉の起動操作を中断し調査したところ、自動減圧系*2の回路の
地絡であることが判明したことから、本日午前3時より保安規定にもとづき計画的
に運転上の制限外へ移行*3し、点検しておりました。
 点検の結果、地絡箇所は、原子炉格納容器内である可能性が高いことから、午前
9時12分、原子炉を手動にて停止し原因調査することを判断いたしました。
 これによる外部への放射能の影響はありません。

                                  以 上

*1 地絡警報
    電源ケーブル等から漏電し、大地に電流が流れたことを示す警報。
*2 自動減圧系
    非常用炉心冷却系の1つで、原子炉水位が異常に低下した場合において、
   万一、高圧注水系が起動に失敗した際に、原子炉の圧力を下げ、低圧の非常
   用炉心冷却系による原子炉への注水を促進するための設備。
*3 計画的に運転上の制限外へ移行
    保安規定では原子炉の運転に関し、「運転上の制限」や「運転上の制限を
   満足しない場合に要求される措置」等が定められており、運転上の制限を満
   足しない場合には、要求される措置にもとづき対応することとしている。一
   方、保安規定では予防保全の観点から計画的に運転上の制限外に移行して、
   必要な措置を行った上で、点検・手入れすることも定めている。


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