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プレスリリース 2008年

「高温超電導ケーブル」を電力系統に連系する日本初の実証試験の実施について

                              平成20年2月13日
                            住友電気工業株式会社
                              東京電力株式会社

 住友電気工業株式会社(以下、住友電工)と東京電力株式会社(以下、東京電力)
は、平成22年度から、高温超電導ケーブル(注1)を電力系統に連系する日本で初め
ての実証試験を実施いたします。

 このたびの実証試験は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、
NEDO)が、平成19年度から5年間の計画で実施する「高温超電導ケーブル実証プ
ロジェクト」において行うもので、東京電力の旭変電所(神奈川県横浜市)内に、全
長200〜300メートルの高温超電導ケーブルを用いたシステムを電力系統に連系し、線
路建設・運転・保守を含めたトータルシステムの信頼性を検証してまいります。

 使用するケーブルには、三心一括型(注2)の超電導ケーブルとしては世界最大容
量(20万kVA級)となる高温超電導ケーブルを活用するとともに、線材には、住友
電工が平成16年に開発した革新的ビスマス系超電導線「DI-BSCCO」を改良(注3)し、
採用いたします。なお、超電導ケーブルの冷却システムの製造・運転は、株式会社前
川製作所が行います。
 実証試験の概要は、別紙の通りです。

 両社は、これまでも高温超電導ケーブルシステムの開発を進めてまいりましたが、
本実証試験を通じて、地球環境問題への貢献が期待できる本システムの実用化に向け
て、さらに積極的に取り組んでまいります。

                                   以 上

(注1)高温超電導ケーブル
    超電導は、ある温度以下になると電気抵抗がゼロになる現象。超電導には、
   液体ヘリウム(-269℃)を使って冷却する低温超電導(金属系超電導)と、液
   体窒素(-196℃)を使って冷却する高温超電導(酸化物系超電導)とがある。
    高温超電導ケーブルは、その高温超電導の線材を使用した電力ケーブル。低
   温超電導に比べ高温であることから、冷却に必要となる設備が軽減され、コン
   パクトな形状となり、冷却にかかるコストを低減することが可能となる。
    ケーブルのサイズがコンパクトになるため、地中送電線の管路の小型化・少
   本数化につながり、実用化されれば、送電効率の向上に加え、電力流通設備の
   建設においても大幅なコストダウンを実現するものとして期待されている。

(注2)三心一括型
    3本の高温超電導ケーブルを一つの断熱管の中におさめた構造。

(注3)革新的ビスマス系超電導線「DI-BSCCO」を改良
    住友電工が、NEDOプロジェクトの成果をもとに平成16年に開発したビス
   マス系超電導線「DI-BSCCO」(Dynamically Innovative-BSCCO)をさらに改良し、
   線材をスリム・コンパクト化することで、交流損失の低減化を図っている。
    「BSCCO」はBi2Sr2Ca2Cu3O10と記述される酸化物超電導体の頭文字をとって
   表記されるもの。ビスマス(Bi)、ストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)、
   銅(Cu)、酸素(O)の化合物。

添付資料
・別紙:実証試験の概要(PDF 10.5KB)参考資料(PDF 235KB) 


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