プレスリリース 2010年

福島第一原子力発電所5号機における原子炉自動停止について

                             平成22年11月2日
                             東京電力株式会社

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<概要>
(事象の発生状況)
 ・平成22年11月2日、5号機において、制御棒のパターン調整を行っていたとこ
  ろ、原子炉水位警報が発生し、タービンならびに原子炉が自動停止いたしまし
  た。
(今後の対応)
 ・原因について詳細に調査いたします。
(安全性、外部への影響)
 ・本事象による外部への放射能の影響はありません。
(公表区分)
 ・本事象は公表区分I(法律に基づく重要な事象など)としてお知らせするもの
  です。

詳細は以下のとおりです。
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1.事象の発生状況
  平成22年11月2日午後7時12分、運転中の福島第一原子力発電所5号機(沸騰
 水型、定格出力78万4千キロワット)において、制御棒パターン調整を実施して
 いたところ、原子炉水位高警報が発生し、タービンならびに原子炉が自動停止い
 たしました。

2.今後の対応
  今後、原因について詳細に調査いたします。

3.安全性、外部への影響
  主排気筒放射線モニタおよび空間線量率を測定するため発電所周辺に設置され
 ているモニタリングポストは通常の変動の範囲内であり、本事象による外部への
 放射能の影響はありません。

                                  以 上

* 制御棒パターン調整
  原子力発電所は、通常定格出力を維持して運転しているが、燃料であるウラン
 が燃焼にともない消耗することから、一定の出力を維持するために炉内に挿入す
 る制御棒の位置等を変更することがあり、この操作を制御棒パターン調整という。

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