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プレスリリース 2010年

福島第一原子力発電所4号機の定期検査開始について

                             平成22年11月29日
                             東京電力株式会社

 当社は、平成22年11月30日から福島第一原子力発電所4号機(沸騰水型、定格出
力78万4千キロワット)の第24回定期検査を開始いたしますのでお知らせいたしま
す。

1.定期検査のための停止予定期間
  平成22年11月30日〜平成23年9月24日(299日間)

2.定期検査を実施する主な設備
 (1)原子炉本体
 (2)原子炉冷却系統設備
 (3)計測制御系統設備
 (4)燃料設備
 (5)放射線管理設備
 (6)廃棄設備
 (7)原子炉格納施設
 (8)非常用予備発電装置
 (9)蒸気タービン

3.定期検査中に実施する主な工事予定
 (1)燃料集合体の取替え
     燃料集合体548体中140体を取り替えます。
 (2)ガドリニア濃度変更9×9燃料(B型)*1の採用
     従来の9×9燃料(B型)に加え、プラント運転初期から中期までの燃
    料の反応を抑える物質であるガドリニアの濃度が高い9×9燃料(B型)
    を、96体採用します。
 (3)シュラウド*2等取替工事
     シュラウドを、応力腐食割れの予防保全の観点から取り替えることによ
    り、一層の信頼性向上を図ります。
     また、ジェットポンプ等の炉内構造物についても、応力腐食割れに対す
    る予防保全の観点から取り替えを行います。
 (4)原子炉再循環系配管等修理工事
     シュラウド等取替工事において、切断する必要がある原子炉再循環系等
    の配管を取り替えます。
 (5)原子炉再循環系配管等の溶接部予防保全工事
     原子炉冷却材再循環系配管等の溶接部について、予防保全の観点から点
    検ならびに高周波誘導加熱応力改善法*3による残留応力低減の対策を行
    います。
 (6)原子炉冷却材浄化系循環ポンプ改造工事
     原子炉冷却材浄化系循環ポンプを軸封部のないポンプに取り替えます。
 (7)原子炉冷却材浄化系配管取替工事
     原子炉冷却材浄化系配管の一部について、応力腐食割れに対する予防保
    全の観点から取り替えを行うことにより、一層の信頼性向上を図ります。
 (8)制御棒駆動水圧系挿入配管および引抜配管改造工事
     制御棒駆動水圧系挿入配管および引抜配管について、予防保全の観点か
    ら取り替えます。
 (9)原子炉格納容器配管貫通部および電気配線貫通部改造工事
     原子炉格納容器配管貫通部および原子炉格納容器電気配線貫通部につい
    て、予防保全の観点から交換します。
 (10)第5給水加熱器取替工事
     第5給水加熱器の胴体および伝熱管支持板を耐食性に優れた材料に取り
    替えます。
 (11)復水前置ろ過器増設工事
     復水中の不純物を除去する復水前置ろ過器を増設し、運転中における復
    水浄化率を向上させ、水質改善、被ばく低減を図ります。
 (12)復水前置ろ過器逆洗スラッジ移送配管新設工事
     復水前置ろ過器増設に伴う廃液量の増加に対応するため、廃液の移送配
    管を新設します。
 (13)使用済燃料乾式貯蔵容器設置工事
     使用済燃料の貯蔵容量の増加を図るため、乾式貯蔵容器を4基増設しま
    す。
 (14)主変圧器取替工事
     主変圧器について、予防保全の観点から取り替えます。
 (15)バイタル交流電源装置*4取替工事
     バイタル交流電源装置について、予防保全の観点から取り替えます。ま
    た、バイタル交流電源装置取り替えに伴い、バイタル交流電源から受電さ
    れている安全設備について、原子炉保護系電源からの受電に切り替えます。

                                  以 上

*1 ガドリニア濃度変更9×9燃料(B型)
    ガドリニウム(Gd)の酸化化合物であるガドリニア(Gd2O3)の濃度が、
   現在使用しているウラン燃料(ガドリニア濃度:約3.0〜約5.0wt%)より高
   い燃料(ガドリニア濃度:約5.0〜約7.0wt%)。
    ガドリニアは中性子吸収能力が高く、従来よりガドリニアを含んだウラン
   燃料を使用しているが、ガドリニアの濃度を高くしたウラン燃料を使用する
   ことによって、プラントの運転において原子炉内の燃焼の反応度をより制御
   ・抑制しやすくする効果がある。

*2 シュラウド
    原子炉圧力容器内部に取り付けられた円筒状のステンレス製構造物(隔壁)
   で、内部に燃料集合体や制御棒などを収納する。

*3 高周波誘導加熱応力改善法
    材料の板厚方向に所定の温度差が生じるよう内面を水冷しながら外面側を
   高周波誘導加熱で昇温した後加熱を停止して、板厚方向がほぼ均一な室温近
   くの温度となるまで内面を水冷する方法。

*4 バイタル交流電源装置
    プラントの計測制御回路に無停電交流電源を供給する設備。

<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)   運転中
     2号機( 78万4千キロワット) 調整運転中
     3号機( 78万4千キロワット) 運転中
     4号機( 78万4千キロワット) 11月30日から定期検査開始予定
     5号機( 78万4千キロワット) 停止中
     6号機(110万キロワット)   定期検査中

福島第二・1号機(110万キロワット)   運転中
     2号機(110万キロワット)   運転中
     3号機(110万キロワット)   運転中
     4号機(110万キロワット)   定期検査中

柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)   運転中
     2号機(110万キロワット)   定期検査中
     3号機(110万キロワット)   定期検査中
     4号機(110万キロワット)   定期検査中
     5号機(110万キロワット)   起動試験中
     6号機(135万6千キロワット) 定期検査中
     7号機(135万6千キロワット) 運転中

 これにより、運転中のプラントは、9基、合計888万4千キロワット、停止中
のプラントは、8基、合計842万4千キロワットとなります。

*現在、柏崎刈羽原子力発電所5号機は起動試験中ですが、11月25日に発電を開始
 しているため運転中のプラントに含めております。


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