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プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午後4時現在】

                             平成23年3月27日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。

 当社設備への主な影響を以下の通りお知らせいたします。
 ※下線部が新規事項 
 
【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
 (4〜6号機は定期検査中)
 ※福島第一原子力発電所の半径20km圏内の住民の方の避難指示および、半径20 
  km以上、半径30km圏内の住民の方は自主避難指示有り。

 ※3月22日までに1〜6号機の外部電源を復旧。

 ※1号機
 ・3月12日午後3時36分頃、直下型の大きな揺れが発生し、1号機付近で大きな
  音があり、白煙が発生。
 ・同日午後8時20分に海水の注水を開始し、その後、中性子を吸収するホウ酸の
  注入も実施。
 ・3月23日午前2時30分頃、給水系から原子炉への海水注入を開始。その後、3
  月25日午後3時37分より淡水注入を開始(海水からの切り替えを実施)。
 ・3月24日午前10時50分頃、原子炉建屋屋根部から白いもや状の湯気がでている
  ことを確認。
 ・3月24日午前11時30分頃、中央制御室の照明が点灯。

 ※2号機
 ・3月14日、原子炉隔離時冷却系が停止したことから、午後1時25分に、原子力
  災害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象(原子炉冷却機能喪
  失)が発生したと判断。
  その後、同日午後5時17分に原子炉水位が燃料頂部まで到達したが、弁の操作
  を行うことにより海水の注入を再開。
 ・3月15日午前6時14分頃、2号機の圧力抑制室付近で異音が発生するとともに、
  同室内の圧力が低下したことから、同室で何らかの異常が発生した可能性があ
  ると判断。原子炉への海水の注入を全力で取り組むが同作業に関わりのない協
  力企業作業員および当社社員を一時的に安全な場所へ移動開始。
  引き続き原子炉への海水注入を実施。
 ・3月18日、外部送電線から予備電源変電設備までの受電を完了。また、当該設
  備から建屋側へのケーブルの敷設を完了後、3月20日午後3時46分、負荷側の
  電源盤での受電を開始。
 ・3月20日午後3時5分頃から午後5時20分頃に、約40トンの海水を使用済燃料
  プールへ注水(当社実施)。
 ・3月21日午後6時20分頃、原子炉建屋屋根部から白いもや状の煙が出ているこ
  とを確認。本日22日午前7時11分の時点で、ほとんど見えない状態まで減少。
 ・3月22日午後4時頃から午後5時頃までに、約18トンの海水を使用済燃料プー
  ルへ注水(当社実施)。
 ・3月25日午前10時30分から、使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を用
  いた海水の注入を開始。同日午後0時19分終了。
 ・3月26日午前10時10分より淡水(ホウ酸入り)注入を開始(海水からの切り替
  えを実施)。
 ・3月26日午後4時46分頃、中央制御室の照明が点灯。

 ※3号機
 ・原子炉への注水を継続中。(3月13日にホウ酸注入済み)3月14日午前6時50 
  分、原子炉格納容器の圧力が530キロパスカルまで上昇したことから、同日午前 
  7時44分、原子力災害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象 
  (格納容器圧力異常)が発生したと判断。その後、格納容器圧力は、緩やかに 
  低下(同日午前9時5分現在、490キロパスカル)。 
  *3号機について「3月14日に原子炉格納容器圧力上昇により、原子力災害対
   策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象(格納容器圧力異常)が
   発生したと判断」と記載しておりましたが、圧力の計算が間違っており、上
   記特定事象に該当するものではなかったことから、当該記載を削除いたしま
   す。
 ・3月14日午前11時1分頃、3号機付近で大きな音があり、白煙が発生。これに
  より、当社社員4名、協力企業作業員等3名が負傷(いずれも意識あり)した
  が、救急車を要請し、すでに病院へ搬送。
 ・使用済燃料プールの水温上昇に伴い、自衛隊へご協力を要請し、3月16日にヘ
  リコプターによる原子炉建屋上部への放水を実施する検討をしていたが、同日
  中の作業を中止。
 ・3月17日午前6時15分より、圧力抑制室の圧力の指示値が、一時的に上昇して
  いることから、安全に万全を期すため、本日20日、原子炉格納容器内の圧力を
  降下させる措置(放射性物質を含む空気の一部外部への放出)を行う準備を進
  めていたが、現時点で直ちに放出を必要とする状況ではないため、圧力の状態
  などを継続監視中。
 ・3月17日、使用済燃料プールの冷却のため、自衛隊へご協力を要請し、ヘリコ
  プターによる放水を実施。
 ・3月17日午後7時過ぎ頃、警察や自衛隊にご協力を要請し、放水車による放水
  を開始。午後8時9分、放水終了。
 ・3月18日午後2時前、自衛隊、アメリカ軍にご協力いただき、消防車による放
  水を開始し、午後2時45分に終了。
 ・3月19日午前0時30頃、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによる放
  水を開始し、午前1時10分頃に終了。また、同日午後2時10分頃、ハイパーレ
  スキューによる放水を開始し、3月20日午前3時40分頃に終了。
 ・3月20日午後9時30分頃、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによる
  放水を開始し、3月21日午前3時58分頃に終了。
 ・3月21日午後3時55分頃、原子炉建屋屋上南東側からやや灰色がかった煙が発
  生し、午後4時21分頃、消防へ情報提供済み。原子炉圧力容器、原子炉格納容
  器のパラメータ、周辺環境モニタリング値に大きな変動はみられないが、念の
  ため付近にいる作業員を屋内へ退避。本日22日、煙は白みがかった煙に変化し、
  終息に向かっている。
 ・3月22日午後3時10分頃、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによる
  放水を開始し、同日午後4時頃に終了。
 ・3月22日午後10時45分頃、3号機中央操作室の照明が復旧。
 ・3月23日午前11時頃から、使用済燃料プールに海水の注入を開始し、午後1時
  20分頃に終了。
 ・3月23日午後4時20分頃、原子炉建屋から黒色がかった煙が発生していること
  を、当社社員が確認。午後4時25分頃、消防へ情報提供済み。原子炉圧力容器、
  原子炉格納容器のパラメータ、周辺環境モニタリング値に大きな変動はみられ
  ないが、念のため付近にいる作業員を屋内へ退避。その後同日午後11時30分頃
  および24日午前4時50分頃に、当社社員が煙の発生が止まっていることを確認。
  作業員の待避も解除。
 ・3月24日午前5時35分頃から、使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を
  用いた海水の注入を開始。同日午後4時5分頃終了。
 ・3月25日午後1時28分から、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによ
  る放水を開始。同日午後4時に終了。
 ・3月25日午後6時2分より原子炉への淡水注入を開始(海水からの切り替えを
  実施)。
 ・本日27日午後0時34分頃より、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日 
  午後2時36分頃に放水終了。 
 
 ※4号機
 ・3月15日午前6時頃、発電所内で大きな音が発生し、その後、4号機原子炉建
  屋5階屋根付近に損傷を確認。同日9時38分頃、原子炉建屋4階北西部付近に
  出火を確認したものの、午前11時頃、当社社員が自然に火の消えていることを
  確認。
 ・3月16日午前5時45分頃、原子炉建屋北西部付近から炎が上がっていることを
  確認。直ちに消防署、地元自治体へ通報するとともに、関係各所へ連絡し、消
  火活動実施。同日午前6時15分頃、当社社員が、現場で火が見えないことを確
  認。
 ・3月20日午前8時21分頃、自衛隊にご協力いただき、消防車による放水を開始、
  同日午前9時40分頃に終了。また、同日午後6時45分頃から、自衛隊の消防車
  による放水を開始し、同日午後7時45分頃に終了。
 ・3月21日午前6時30分頃、自衛隊、アメリカ軍にご協力いただき、消防車によ
  る放水を開始。同日午前8時40分頃に終了。
 ・3月21日、仮設電源盤から建屋側へのケーブルの敷設完了。
 ・3月22日午後5時20分頃、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後
  8時30分頃に終了。
 ・3月23日午前10時頃から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後
  1時頃終了。
 ・3月24日午後2時35分頃から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日
  午後5時30分頃終了。
 ・3月25日午前6時5分から、使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を用
  いた海水の注入を開始。同日午前10時20分終了。
 ・3月25日午後7時5分から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午
  後10時7分終了。

 ※5号機、6号機
 ・3月19日午前5時、5号機の残留熱除去系ポンプ(C)を起動し、使用済燃料
  プールの冷却を開始。また、同日午後10時14分、6号機の残留熱除去系ポンプ
  (B)を起動し、使用済燃料プールの冷却を開始。
 ・5号機については、3月20日午後2時30分から原子炉冷温停止中。また、6号
  機については、同日午後7時27分から原子炉冷温停止中。
 ・5、6号機について、水素ガスの滞留防止を目的として、原子炉建屋屋根部の
  各3箇所で穴あけを実施。
 ・3月23日午後5時24分頃、5号機の仮設の残留熱除去海水系の仮設ポンプの電
  源を切り替えた際、自動停止。その後3月24日午後4時14分に起動し、午後4
  時35分に運転を開始。

 ※3月18日、使用済燃料共用プールの使用済燃料の保管状況については、水位が
  確保されていることを確認。3月21日午前10時37分から、当該プールへの注水
  を開始し、同日午後3時30分頃に終了。燃料プール冷却ポンプを3月24日午後
  6時5分に起動し、同プールの冷却を開始。
  *使用済燃料共用プール 各号機の使用済燃料プールで一時貯蔵、管理してい
              た使用済燃料を、発電所内の独立した建屋に設置さ
              れる各号機共用のプールへ移送して貯蔵・管理する
              もの

 ※3月17日、乾式キャスク建屋のパトロールを実施し、外観目視点検の結果、乾
  式キャスクに異常が無いことを確認。今後詳細に点検予定。
  *乾式キャスク 使用済燃料を乾式の貯蔵キャスクにおさめて、キャスク保管
          庫に貯蔵する方法。福島第一原子力発電所では1995年8月に
          運用開始。

 ※原子炉への注水および使用済燃料プールの放水に使用している消防車は、各地
  の消防から合計13台の貸与をいただくとともに、大型除染システムの設置、運
  用に関するご指導をいただいております。

 ※3月24日、3号機タービン建屋1階および地下1階において、ケーブル敷設作
  業を行っていた協力企業作業員3名について、約170mSv以上の線量を確認
  し、そのうち2名について、両足の皮膚に放射性物質の付着を確認。2名の協
  力企業作業員の放射性物質が付着した部分について除染を行ったものの、ベー
  タ線熱傷の可能性があると判断したことから、福島県立医科大学附属病院へ搬
  送。また、3月25日、残りの1名も同大学附属病院へ移動し、その後、千葉県
  にある放射線医学総合研究所に計3名が到着。今後、ベータ線による皮膚の被
  ばく線量について評価予定。
  当社社員および協力企業作業員に対しては、個人線量計の警報を十分認識し、
  その警報が発報した際には必ず退域することを再度徹底。
  なお、本事象について、更なる放射線管理の徹底と被ばくに係る作業管理に万
  全を期すため、本事象の教訓と今後の対策をとりまとめ、国等への説明を実施。

 ※3月21日、23〜26日、発電所放水口付近の海水からテクネチウム、コバルト、
  よう素、セシウム、テルル、バリウム、ランタン、モリブデンを検出。

 ※3月20日、21日、23〜26日に採取した発電所敷地内の空気中からよう素、セシ
  ウム、テルル、ルテニウムを検出。

 ※今後、安全の確保に全力を尽くしてまいるとともに、引き続き周辺環境のモニ
  タリングを継続・監視してまいります。

・福島第二原子力発電所 1〜4 号機 地震により停止中
 ※福島第二原子力発電所の半径10km以内の地域住民に対して、国より避難指示
  あり。

 ※原子炉冷温停止に向けて、原子炉冷却機能を復旧して原子炉を冷却し、1号機
  については3月14日午後5時から、2号機については同日午後6時から、3号
  機については3月12日午後0時15分から、4号機については3月16日午前7時
  15分から原子炉冷温停止中。

 ※3月12日より、原子炉格納容器内の圧力を降下させる措置(放射性物質を含む
  空気の一部外部への放出)の準備をしていたが、3月17日に全号機の措置準備
  を解除。

 ※1号機
 ・非常用補機冷却系の温度が上昇傾向にあるため、3月15日午後3時20分残留
  熱除去系(B)を停止して調査。非常用補機冷却系のポンプの電源に故障が確
  認されたため、電源を交換し、3月15日午後4時25分に当該ポンプおよび残留
  熱除去系(B)を再起動。

 ※4号機
 ・非常用補機冷却系のポンプ出口圧力が低下。調査のため、3月15日午後8時
  5分に残留熱除去系(B)を停止。非常用補機冷却系のポンプ電源設備が故障
  していたため、当該設備を交換し、3月15日午後9時25分、当該ポンプおよび
  残留熱除去系(B)を再起動。
  *非常用補機冷却系・・・ポンプ軸受、熱交換機等の冷却用に海水と熱交換し
              た冷却水(純水)が循環している非常用の系統

・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中
 (2〜4号機は定期検査中)

【火力発電所】
・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中
・常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中
・鹿島火力発電所 2、3、5、6号機 地震により停止中

【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
(ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【当社サービスエリアにおける停電状況】
・ 地震による停電はすべて解消

【需給逼迫による計画停電の実施と一層の節電のお願いについて】
・今後予想されます電気の使用量に対し、供給力が大変厳しい状況にあることを踏
 まえ、予見性のないまま大規模な停電に陥らないよう、3月14日以降、計画的に
 停電をお願いさせていただいております。当社としては、安定供給に向け早急、
 最大限の対策を講じることで、一日も早い復旧に取り組んでまいります。大変申
 し訳ございませんが、停電の対象となるお客さまにつきましては、お知らせしま
 した停電予定時間に備えていただくとともに、そのほかの地域にお住まいのお客
 さまにつきましても、引き続き、不要な照明や電気機器のご使用を控えていただ
 きますよう、お願いいたします。

【その他】
・切れた電線には絶対にさわらないでください。
・火災防止のため、自宅を離れる際には、ドライヤーなどの電気機器のスイッチを
 入れたまま外出しないようお願いします。
・自家発電設備をお持ちのお客さまにつきましては、燃料の確保等をお願いいたし
 ます。

                                  以 上
 
※実績の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファ 
 イル】ページをご覧ください。

 

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