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プレスリリース 2011年

東北地方太平洋沖地震による影響などについて

【午前9時現在】

                             平成23年4月7日
                             東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震
により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、
立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし
ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。

 当社設備への主な影響を以下の通りお知らせいたします。
 ※下線部が新規事項 
 
【原子力発電所】
・福島第一原子力発電所 1〜3号機 地震により停止中
(4〜6号機は定期検査中)
※福島第一原子力発電所の半径20km圏内の住民の方の避難指示および、半径20
 km以上、半径30km圏内の住民の方は屋内退避指示有り。

※3月22日までに1〜6号機の外部電源を復旧。

※1号機
・3月12日午後3時36分頃、直下型の大きな揺れが発生し、1号機付近で大きな音
 があり、白煙が発生。
・同日午後8時20分に海水の注水を開始し、その後、中性子を吸収するホウ酸の注
 入も実施。
・3月23日午前2時30分頃、給水系から原子炉への海水注入を開始。その後、3月
 25日午後3時37分より淡水注入を開始(海水からの切り替えを実施)。3月29日
 午前8時32分、消防ポンプから仮設電動ポンプによる淡水注入に切り替えを実施。
 仮設電動ポンプの電源を仮設電源から外部電源の受電に切り替えるため、4月3
 日午前10時42分から午前11時52分、一時的に消防ポンプによる注入を実施。その
 後、仮設電動ポンプへ切り替えを実施し、淡水注入を実施中。
・3月24日午前10時50分頃、原子炉建屋屋根部から白いもや状の湯気がでているこ
 とを確認。
・3月24日午前11時30分頃、中央制御室の照明が点灯。
・3月24日午後5時頃からタービン建屋地下から復水器への排水を開始し、3月29
 日午前7時30分頃、復水器が満水に近いことを確認したため排水を停止。復水器
 に溜まった水を復水貯蔵タンクへ移送するため、3月31日午後0時頃より4月2
 日午後3時26分まで、同タンクからサプレッションプール水サージタンクへ水を
 移送。
・3月31日午後1時3分より、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後
 4時4分終了。
・使用済燃料プールへのコンクリートポンプ車での放水位置を確認するため、4月
 2日午後5時16分より同19分まで放水を実施。
・4月2日、タービン建屋の一部の照明が点灯。
・4月3日午後1時55分より、復水器から復水貯蔵タンクへの水の移送を開始。
・原子炉格納容器内に水素ガスが蓄積している可能性があることから、酸素濃度の 
 上昇を防止する観点より、4月6日午後10時30分より、格納容器内への窒素ガス 
 の注入に関わる弁操作を開始。その後、本日7日午前1時31分より、格納容器内 
 への窒素ガスの注入を開始。 
 
※2号機
・3月14日、原子炉隔離時冷却系が停止したことから、午後1時25分に、原子力災
 害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象(原子炉冷却機能喪失)
 が発生したと判断。
 その後、同日午後5時17分に原子炉水位が燃料頂部まで到達したが、弁の操作を
 行うことにより海水の注入を再開。
・3月15日午前6時14分頃、2号機の圧力抑制室付近で異音が発生するとともに、
 同室内の圧力が低下したことから、同室で何らかの異常が発生した可能性がある
 と判断。原子炉への海水の注入を全力で取り組むが同作業に関わりのない協力企
 業作業員および当社社員を一時的に安全な場所へ移動開始。
 引き続き原子炉への海水注入を実施。
・3月18日、外部送電線から予備電源変電設備までの受電を完了。また、当該設備
 から建屋側へのケーブルの敷設を完了後、3月20日午後3時46分、負荷側の電源
 盤での受電を開始。
・3月20日午後3時5分頃から午後5時20分頃に、約40トンの海水を使用済燃料プ
 ールへ注水(当社実施)。
・3月21日午後6時20分頃、原子炉建屋屋根部から白いもや状の煙が出ていること
 を確認。3月22日午前7時11分の時点で、ほとんど見えない状態まで減少。
・3月22日午後4時頃から午後5時頃までに、約18トンの海水を使用済燃料プール
 へ注水(当社実施)。
・3月26日午前10時10分より淡水(ホウ酸入り)注入を開始(海水からの切り替え
 を実施)。3月27日午後6時31分、消防ポンプから仮設電動ポンプによる淡水注
 入に切り替えを実施。仮設電動ポンプの電源を仮設電源から外部電源の受電に切
 り替えるため、4月3日午前10時22分から午後0時6分、一時的に消防ポンプに
 よる注入を実施。その後、仮設電動ポンプへ切り替えを実施し、淡水注入を実施
 中。
・3月25日午前10時30分から、使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を用い
 た海水の注入を開始。同日午後0時19分終了。3月29日午後4時30分より、使用
 済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を用いた淡水の注入を開始(これまでは
 海水による注入であったが、今回より淡水による注入に切り替え)。同日午後6
 時25分終了。3月30日午前9時25分、仮設電動ポンプによる淡水注入を開始した
 ものの、当該ポンプが不調であるため、消防ポンプへ切り替え。その後、ホース
 の一部に亀裂を確認したため、同日午後1時10分に注水中断。同日午後7時5分
 に注水を再開し、午後11時50分に終了。
・3月26日午後4時46分頃、中央制御室の照明が点灯。
・タービン建屋地下の水を復水器に排水するため、3月29日午後4時45分頃より、
 復水器から復水貯蔵タンクへの移送の準備として、同タンクの水をサプレッショ
 ンプール水サージタンクへ移送。4月1日、午前11時50分終了。
・4月1日午後2時56分、仮設の電動ポンプにより2号機の使用済燃料プールへの
 水の注入を開始。同日午後5時5分終了。
・4月2日午後5時10分より、復水器から復水貯蔵タンクへの水の移送を開始。
・4月2日、タービン建屋の一部の照明が点灯。
・4月4日午前11時5分、仮設の電動ポンプにより2号機の使用済燃料プールへの
 水の注入を開始。同日午後1時37分終了。

※3号機
・原子炉への注水を継続中。(3月13日にホウ酸注入済み)3月14日午前6時50分、 
 原子炉格納容器の圧力が530キロパスカルまで上昇したことから、同日午前7時 
 44分、原子力災害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象(格納容 
 器圧力異常)が発生したと判断。その後、格納容器圧力は、緩やかに低下(同日 
 午前9時5分現在、490キロパスカル)。 
 *3号機について「3月14日に原子炉格納容器圧力上昇により、原子力災害対策
  特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象(格納容器圧力異常)が発生
  したと判断」と記載しておりましたが、圧力の計算が間違っており、上記特定
  事象に該当するものではなかったことから、当該記載を削除いたします。
・3月14日午前11時1分頃、3号機付近で大きな音があり、白煙が発生。これによ
 り、当社社員4名、協力企業作業員等3名が負傷(いずれも意識あり)したが、
 救急車を要請し、すでに病院へ搬送。
・使用済燃料プールの水温上昇に伴い、自衛隊へご協力を要請し、3月16日にヘリ
 コプターによる原子炉建屋上部への放水を実施する検討をしていたが、同日中の
 作業を中止。
・3月17日午前6時15分より、圧力抑制室の圧力の指示値が、一時的に上昇してい
 ることから、安全に万全を期すため、3月20日、原子炉格納容器内の圧力を降下
 させる措置(放射性物質を含む空気の一部外部への放出)を行う準備を進めてい
 たが、現時点で直ちに放出を必要とする状況ではないため、圧力の状態などを継
 続監視中。
・3月17日、使用済燃料プールの冷却のため、自衛隊へご協力を要請し、ヘリコプ
 ターによる放水を実施。
・3月17日午後7時過ぎ頃、警察や自衛隊にご協力を要請し、放水車による放水を
 開始。午後8時9分、放水終了。
・3月18日午後2時前、自衛隊、アメリカ軍にご協力いただき、消防車による放水
 を開始し、午後2時45分に終了。
・3月19日午前0時30頃、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによる放水
 を開始し、午前1時10分頃に終了。また、同日午後2時10分頃、ハイパーレスキ
 ューによる放水を開始し、3月20日午前3時40分頃に終了。
・3月20日午後9時30分頃、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによる放
 水を開始し、3月21日午前3時58分頃に終了。
・3月21日午後3時55分頃、原子炉建屋屋上南東側からやや灰色がかった煙が発生
 し、午後4時21分頃、消防へ情報提供済み。原子炉圧力容器、原子炉格納容器の
 パラメータ、周辺環境モニタリング値に大きな変動はみられないが、念のため付
 近にいる作業員を屋内へ退避。3月22日、煙は白みがかった煙に変化し、終息に
 向かっている。
・3月22日午後3時10分頃、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによる放
 水を開始し、同日午後4時頃に終了。
・3月22日午後10時45分頃、3号機中央操作室の照明が復旧。
・3月23日午前11時頃から、使用済燃料プールに海水の注入を開始し、午後1時20
 分頃に終了。
・3月23日午後4時20分頃、原子炉建屋から黒色がかった煙が発生していることを、
 当社社員が確認。午後4時25分頃、消防へ情報提供済み。原子炉圧力容器、原子
 炉格納容器のパラメータ、周辺環境モニタリング値に大きな変動はみられないが、
 念のため付近にいる作業員を屋内へ退避。その後同日午後11時30分頃および24日
 午前4時50分頃に、当社社員が煙の発生が止まっていることを確認。作業員の待
 避も解除。
・3月24日午前5時35分頃から、使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を用
 いた海水の注入を開始。同日午後4時5分頃終了。
・3月25日午後1時28分から、消防にご協力いただき、ハイパーレスキューによる
 放水を開始。同日午後4時に終了。
・3月25日午後6時2分より原子炉への淡水注入を開始(海水からの切り替えを実
 施)。3月28日午後8時30分、消防ポンプから仮設電動ポンプによる淡水注入に
 切り替えを実施。仮設電動ポンプの電源を仮設電源から外部電源の受電に切り替
 えるため、4月3日午前10時3分から午後0時16分、一時的に消防ポンプによる
 注入を実施。その後、仮設電動ポンプへ切り替えを実施し、淡水注入を実施中。
・3月27日午後0時34分頃より、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午
 後2時36分頃に放水終了。
・3月29日午後2時17分頃より、コンクリートポンプ車による淡水の放水を開始(
 これまでは海水による放水であったが、今回より淡水による放水に切り替え)。
 同日午後6時18分に放水終了。
・タービン建屋地下の水を復水器に排水するため、3月28日午後5時40分頃より、
 復水器から復水貯蔵タンクへの移送の準備として、同タンクの水をサプレッショ
 ンプール水サージタンクへ移送し、3月31日午前8時40分頃終了。
・3月31日午後4時30分より、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後
 7時33分に放水終了。
・4月2日午前9時52分からコンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後0
 時54分に放水完了。
・4月2日、タービン建屋の一部の照明が点灯。
・4月4日午後5時3分から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後
 7時19分に放水終了。
・本日7日午前6時53分から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午前 
 8時53分に放水終了。 
 
※4号機
・3月15日午前6時頃、発電所内で大きな音が発生し、その後、4号機原子炉建屋
 5階屋根付近に損傷を確認。同日9時38分頃、原子炉建屋4階北西部付近に出火
 を確認したものの、午前11時頃、当社社員が自然に火の消えていることを確認。
・3月16日午前5時45分頃、原子炉建屋北西部付近から炎が上がっていることを確
 認。直ちに消防署、地元自治体へ通報するとともに、関係各所へ連絡し、消火活
 動実施。同日午前6時15分頃、当社社員が、現場で火が見えないことを確認。
・3月20日午前8時21分頃、自衛隊にご協力いただき、消防車による放水を開始、
 同日午前9時40分頃に終了。また、同日午後6時45分頃から、自衛隊の消防車に
 よる放水を開始し、同日午後7時45分頃に終了。
・3月21日午前6時30分頃、自衛隊、アメリカ軍にご協力いただき、消防車による
 放水を開始。同日午前8時40分頃に終了。
・3月21日、仮設電源盤から建屋側へのケーブルの敷設完了。
・3月22日午後5時20分頃、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後8
 時30分頃に終了。
・3月23日午前10時頃から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後1
 時頃終了。
・3月24日午後2時35分頃から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午
 後5時30分頃終了。
・3月25日午前6時5分から、使用済燃料プールに燃料プール冷却材浄化系を用い
 た海水の注入を開始。同日午前10時20分終了。
・3月25日午後7時5分から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後
 10時7分終了。
・3月27日午後4時55分から、コンクリートポンプ車による放水を開始。同日午後
 7時25分終了。
・3月29日午前11時50分、4号機中央制御室の照明が復旧。
・3月30日午後2時4分、コンクリートポンプ車による4号機への放水を開始。同
 日午後6時33分終了。
・3月31日、タービン建屋の一部の照明が点灯。
・4月1日午前8時28分からコンクリートポンプ車による放水開始。同日午後2時
 14分終了。
・4月3日午後5時14分からコンクリートポンプ車による放水開始。同日午後10時
 16分終了。
・4月5日午後5時35分からコンクリートポンプ車による放水開始。同日午後6時
 22分終了。

※5号機、6号機
・3月19日午前5時、5号機の残留熱除去系ポンプ(C)を起動し、使用済燃料プ
 ールの冷却を開始。また、同日午後10時14分、6号機の残留熱除去系ポンプ(B)
 を起動し、使用済燃料プールの冷却を開始。
・5号機については、3月20日午後2時30分から原子炉冷温停止中。また、6号機
 については、同日午後7時27分から原子炉冷温停止中。
・5、6号機について、水素ガスの滞留防止を目的として、原子炉建屋屋根部の各
 3箇所で穴あけを実施。
・3月23日午後5時24分頃、5号機の仮設の残留熱除去海水系の仮設ポンプの電源
 を切り替えた際、自動停止。その後3月24日午後4時14分に起動し、午後4時35
 分に運転を開始。

※3月18日、使用済燃料共用プールの使用済燃料の保管状況については、水位が確
 保されていることを確認。3月21日午前10時37分から、当該プールへの注水を開
 始し、同日午後3時30分頃に終了。燃料プール冷却ポンプを3月24日午後6時5
 分に起動し、同プールの冷却を開始。
 *使用済燃料共用プール 各号機の使用済燃料プールで一時貯蔵、管理していた
             使用済燃料を、発電所内の独立した建屋に設置される
             各号機共用のプールへ移送して貯蔵・管理するもの

※3月17日、乾式キャスク建屋のパトロールを実施し、外観目視点検の結果、乾式
 キャスクに異常が無いことを確認。今後詳細に点検予定。
 *乾式キャスク 使用済燃料を乾式の貯蔵キャスクにおさめて、キャスク保管庫
         に貯蔵する方法。福島第一原子力発電所では1995年8月に運用
         開始。

※3月21日、23〜4月5日、発電所放水口付近の海水からテクネチウム、コバルト、
 よう素、セシウム、テルル、バリウム、ランタン、モリブデンを検出(再評価中)。

※3月20日、21日、23〜4月5日に採取した発電所敷地内の空気中からよう素、セ
 シウム、テルル、ルテニウムを検出(再評価中)。

※3月21日、22日、25日、28日に採取した発電所敷地内の土壌からプルトニウムを
 検出。今回検出されたプルトニウムは、通常の環境土壌中の濃度レベルであり、
 人体に問題となるものではない。念のため、発電所構内およびその周辺の環境モ
 ニタリングを強化。
 また、3月21日、22日、25日、28日に採取した発電所敷地内の土壌からヨウ素、 
 セシウム、テルル、バリウム、ニオブ、ルテニウム、モリブデン、テクネチウム、 
 ランタン、ベリリウム、銀を検出。 
 
※1〜4号機タービン建屋内に溜まり水があり、放射性物質が含まれていることを
 確認。

※3月27日午後3時30分頃、1〜3号機タービン建屋外のトレンチの立坑に水が溜
 まっていることを確認。水表面の線量については、1号機が0.4mSv/h、2号機が
 1,000mSv/h以上。なお、3号機の線量を確認できず。立坑内の水を引き続き監視
 中。
 3月29日、1号機のトレンチ内で確認された水についてサンプリングを実施し、
 核種分析を行った結果、ニオブ、テクネチウム、ルテニウム、銀、テルル、ヨウ
 素、セシウム、ランタンを検出。3月30日、2、3号機のトレンチ内で確認され
 た水についてサンプリングを実施し、核種分析を実施。それらも含めた評価結果
 について、現在確認中。

※4月2日午前9時30分頃、2号機取水口付近の電源ケーブルを収納する立坑(コ
 ンクリート製)内に水が溜まっており、空間線量で1,000mSv/hを超えているこ
 と、その水が立坑側面の亀裂(約20cm)より海に流出していることを確認。2号
 機のトレンチと当該立坑につながるトレンチには接続箇所があり、2号機タービ
 ン建屋の溜まり水が、当該接続箇所を経由し、立坑亀裂部分から海へ流出した可
 能性を考え、生コンクリートを立坑に二回にわたり注入したが、海への水漏れの
 量に変化なし。新しい止水方法について検討し、高分子ポリマー等を活用した止
 水作業を開始。4月4日、立坑からトレーサーを投入し、水の流れの調査を実施
 したが、流出量の減少、流出水の色の変化は確認されず。図面のチェック、ルー
 トの確認を行うと共に、現場の状況を詳細に確認し、当該当該ピットからの漏え
 いではなく、ピット上流の管路とダクトのつなぎ目等から管路の下にある砕石層
 (砂利の層)に高濃度の水が漏出し、それらを伝って海へ放出されている可能性
 についても検討。砕石層からの水の漏えいへの対策として、管路周辺の地盤自体
 に止水対策を行うこととし、止水の専門家の手配を行うと共に、必要な資機材の
 調達を進め、4月5日、水ガラス系の薬液注入を実施。立坑周辺に2カ所の穴を
 開けてトレーサーを投入したところ、4月5日午後2時15分、トレーサーが立坑
 周辺の隙間を通じて海へ流出していることを確認。このため、4月5日午後3時
 7分より立坑周辺の穴から凝固剤の注入を開始し、4月6日午前5時38分頃、ピ
 ット側面のコンクリート部分からの流出が止まったことを確認。また、2号機タ
 ービン建屋の水位については、上昇していないことを確認。同日、流出箇所に対 
 して、ゴム板と治具による止水対策を実施し、引き続き漏えいの有無を監視中。 
 一方、4月5日午後3時より、発電所南側の専用港内からの汚染水の流出を防ぐ 
 ため、防波堤周辺で大型土のうの積み込みによる止水工事を開始。また、海域へ 
 の流出低減対策として、漏出防止フェンスの設置等を準備中。 
 立坑内の水および近傍の海水サンプリングを実施し、ヨウ素、セシウムを検出。
 今後、その他の核種についても再評価を実施予定。
 また、4月2日より、福島第一、第二発電所沖合約15km地点における海水サン
 プリングも開始し(4月5日より、新たに3箇所を追加)、今後、総合的に評価
 予定。

※3月31日午前9時20分頃より、1号機立坑内から集中環境施設の貯槽への移送を
 開始。同日午前11時25分頃終了。

※集中環境施設プロセス主建屋で水たまりを確認したことから、分析を行った結果、
 3月29日に管理区域内で総量約1.2×101Bq/cm3、非管理区域で総量2.2×101Bq/cm3 
 の放射能を検出。4月2日より、建物内の溜まり水の排水を目的として、集中環
 境施設の建屋内に溜まった水を4号機のタービン建屋へ移送を開始。
 4月3日より3号機のトレンチの水位が約15cm上昇しており、経路は不明であ
 るが、4号機のタービン建屋内の水が3号機のトレンチに流れている可能性も否
 定できないことから、念のため、4月4日午前9時22分、4号機のタービン建屋
 内への移送を停止。なお、3号機のトレンチの水位は、移送停止時の水位から大
 きな変化はなく安定して推移。

※タービン建屋内には、多量の放射性廃液が存在し、特に2号機の廃液は極めて高
 いレベルの放射性廃液であるが、これを安定した状態で保管するには、集中廃棄
 物処理施設に移送することが必要と判断。しかし、同施設内には、現状、1万ト
 ンの低レベル放射性廃液が既に保管されており、新たな液体を受け入れるには、
 現在保管されている低レベルの廃液を排出する必要があり。
 また、5号機ならびに6号機では、サブドレンピットに低レベルの地下水が溜ま
 り、建屋の内部に地下水の一部が浸入してきており、原子炉の安全確保上重要な
 設備を水没させる恐れあり。
 よって、極めて高い放射性廃液をしっかりと管理貯蔵するため、集中廃棄物処理
 施設内に溜まっている低レベルの滞留水(約1万トン)と、5号機および6号機
 のサブドレンピットに保管されている低レベルの地下水(延べ1,500トン)を、
 原子炉等規制法第64条1項に基づく措置として、準備が整い次第、海洋に放出す
 ることを決定。
 4月4日午後7時3分に、集中廃棄物処理施設内に留まっていた低レベル滞留水
 について、放水口の南側の海洋への放出を開始し、午後7時10分までに全10台の
 ポンプを起動し放水。また、同日午後9時に、5号機および6号機のサブドレン
 ピットに留まっていた低レベルの地下水についても、5、6号機放水口より海洋
 に放出。
 (この低レベル滞留水等の海洋放出にともなう影響として、近隣の魚類や海藻な
 どを毎日食べ続けると評価した場合、成人の実効線量は、年間約0.6ミリシーベ
 ルトと評価。これは、一般公衆が自然界から受ける年間線量(2.4ミリシーベル
 ト)の4分の1。)

※3月31日午後3時42分頃、原子炉等の冷却に使用する淡水を積載した米軍のはし
 け船1隻(1号船)が、海上自衛隊の艦船にえい航され、発電所専用港に接岸。
 4月1日午後3時58分頃、ろ過水タンクへの補給を開始し、同日午後4時25分終
 了。4月2日は午前10時20分頃から、ろ過水タンクへの淡水の注水を再開し、午
 後4時40分に当日分の作業を終了。
 4月2日午前9時10分頃、原子炉等の冷却に使用する淡水を積載した米軍のはし
 け船1隻(2号船)が、海上自衛隊の艦船にえい航され、発電所専用港に接岸。
 4月3日午前9時52分、米軍のはしけ船(2号船)からはしけ船(1号船)へ淡
 水の移送を開始。同日午前11時15分終了。

※4月1日午前11時35分頃、米軍はしけ船のホース手直し作業のため、岸から船に
 乗り込む際、作業員1名が海へ落下。すぐに周囲の作業員に救助され、けがおよ
 び外部汚染はなかったものの、念のため、ホールボディカウンタによる内部取り
 込みの確認を実施中。

※4月1日午後3時より、共用プール山側の約500mの範囲に、地面の放射性物
 質の飛散を防ぐ飛散防止剤を試験的に散布。同日午後4時5分に終了。また、4 
 月5日、6日にそれぞれ、共用プール山側の約600mの範囲に、地面の放射性 
 物質の飛散を防ぐ飛散防止剤を試験的に散布。 
 
※発電所敷地周辺に設置している本設モニタリングポスト(No1〜8)が復旧し
 たため、その測定値を定期的に監視するとともに、公表。

※今後、安全の確保に全力を尽くしてまいるとともに、引き続き周辺環境のモニタ
 リングを継続・監視してまいります。

・福島第二原子力発電所1〜4号機 地震により停止中

※福島第二原子力発電所の半径10km以内の地域住民に対して、国より避難指示あ
 り。

※原子炉冷温停止に向けて、原子炉冷却機能を復旧して原子炉を冷却し、1号機に
 ついては3月14日午後5時から、2号機については同日午後6時から、3号機に
 ついては3月12日午後0時15分から、4号機については3月15日午前7時15分か
 ら原子炉冷温停止中。

※3月30日午後2時30分、1号機の原子炉を冷却する残留熱除去系(B)の電源が
 外部電源に加え、非常用電源からも受電が可能となったことにより、全号機にお
 いて、残留熱除去系(B)のバックアップ電源(非常用電源)を確保。

※1号機
・非常用補機冷却系の温度が上昇傾向にあるため、3月15日午後3時20分残留熱
 除去系(B)を停止して調査。非常用補機冷却系のポンプの電源に故障が確認さ
 れたため、電源を交換し、3月15日午後4時25分に当該ポンプおよび残留熱除去
 系(B)を再起動。

※4号機
・非常用補機冷却系のポンプ出口圧力が低下。調査のため、3月15日午後8時5
 分に残留熱除去系(B)を停止。非常用補機冷却系のポンプ電源設備が故障して
 いたため、当該設備を交換し、3月15日午後9時25分、当該ポンプおよび残留熱
 除去系(B)を再起動。
 *非常用補機冷却系・・・ポンプ軸受、熱交換機等の冷却用に海水と熱交換した
             冷却水(純水)が循環している非常用の系統

・柏崎刈羽原子力発電所 1、5、6、7号機は通常運転中
 (2〜4号機は定期検査中)

【火力発電所】
・広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中
・常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中
・鹿島火力発電所 2、5、6号機 地震により停止中
 鹿島火力発電所 3号機 4月6日午前2時13分より発電再開 
 
【水力発電所】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【流通設備等への影響】
・電気の供給については、すべて復旧済み
 (ただし、設備損傷箇所については、適時対応中)

【需給逼迫による計画停電の実施と一層の節電のお願いについて】
・今後予想されます電気の使用量に対し、供給力が大変厳しい状況にあることを踏
 まえ、予見性のないまま大規模な停電に陥らないよう、3月14日以降、計画的に
 停電をお願いさせていただいております。当社としては、安定供給に向け早急、
 最大限の対策を講じることで、一日も早い復旧に取り組んでまいります。大変申
 し訳ございませんが、停電の対象となるお客さまにつきましては、お知らせしま
 した停電予定時間に備えていただくとともに、そのほかの地域にお住まいのお客
 さまにつきましても、引き続き、不要な照明や電気機器のご使用を控えていただ
 きますよう、お願いいたします。

【その他】
・切れた電線には絶対にさわらないでください。
・火災防止のため、自宅を離れる際には、ドライヤーなどの電気機器のスイッチを
 入れたまま外出しないようお願いします。
・自家発電設備をお持ちのお客さまにつきましては、燃料の確保等をお願いいたし
 ます。

                                  以 上
 
※実績の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファ 
 イル】ページをご覧ください。

 

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