プレスリリース 2012年

燃料集合体チャンネルボックス上部(クリップ)の一部欠損に関する経済産業省原子力安全・保安院からの指示文書受領について

平成24年8月10日
東京電力株式会社

 当社は、過去に柏崎刈羽原子力発電所において、チャンネルボックス*1上部の一部に剥離が確認された事象の概要や当時の調査内容、対応等について、平成24年8月1日に受けた経済産業省原子力安全・保安院からの口答指示に基づき、本日、同院へ報告いたしました。

平成24年8月10日お知らせ済み

 当社は、本日、経済産業省原子力安全・保安院よりチャンネルボックス上部(クリップ)の一部欠損に関する指示文書*2を受領いたしましたので、お知らせいたします。

 当社といたしましては、本日受領した指示文書に基づき、原子炉内および使用済燃料プールにある燃料集合体について、チャンネルボックス上部(クリップ)の欠損の確認等を行い、その結果について取りまとめ、同院へ報告いたします。

以 上

*1 チャンネルボックス
 燃料集合体に取り付ける四角い筒状の金属製の覆いのこと。チャンネルボックスを取り付けることにより、燃料集合体内の冷却材の流路を定めるとともに、制御棒作動の際のガイドや燃料集合体を保護する役割を持つ。

*2 指示文書
 燃料集合体チャンネルボックス上部(クリップ)の一部欠損について(指示)
(20120810原院第2号)

 原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、本日、東北電力株式会社から、女川原子力発電所第3号機における燃料集合体のチャンネルボックス上部(クリップ)の欠損の調査、原因推定等に係る中間報告を受けました。また、東京電力株式会社より、過去のチャンネルボックス上部(クリップ)の欠損に係る対応等について、本日報告を受けました。
 当院は、当該報告を受け、異なる原子力事業者のプラントからチャンネルボックス上部(クリップ)の欠損という類似の事象を確認したことから、沸騰水型原子炉を所有する原子力事業者に対し、下記について実施し、その結果を平成24年9月10日までに報告することを求めます。

1.炉内及び使用済燃料プールにある燃料集合体について、チャンネルボックス上部(クリップ)の欠損の確認
2.1.において確認された場合、チャンネルボックス上部(クリップ)の欠損を含む燃料集合体の損傷、変形等の確認
3.1.又は2.において確認された場合、燃料集合体の健全性の評価及び原子炉施設への影響の評価
4.1.又は2.において確認された事象に係る原因の究明及び再発防止策の策定
5.1.又は2.において確認された場合、チャンネルボックス上部(クリップ)の損傷に伴い生じると考えられる金属片による原子炉施設への影響の評価及び対策


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