プレスリリース 2012年

福島第一原子力発電所3号機タービン建屋における放射性物質を含む水の漏えいに係る原子力規制委員会からの指示文書の受領について

平成24年10月18日
東京電力株式会社

 平成24年10月15日、福島第一原子力発電所3号機タービン建屋1階大物搬入口奥の廊下にて協力企業作業員が水の漏えいを発見し、同日午前10時10分頃、当社社員が確認いたしました。同日午前10時18分、3号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(雑固体廃棄物減容処理建屋[高温焼却炉建屋])へ溜まり水を移送しているポンプを停止したところ、同日午前11時16分に水の漏えいは停止しております。漏えいした水は大物搬入口奥側のスロープ下部の床面にとどまっており、屋外への流出はありませんでした。
 漏えいの範囲は約3m×約6m、深さ約5mmで、漏えい量約90リットルと評価しております。また、漏えいした水の核種分析を行った結果、セシウム134が約1.0×104Bq/cm3、セシウム137が約1.8×104Bq/cm3であり、漏えいした水はタービン建屋の溜まり水と判断しております。

 昨日、当社は、原子力規制委員会より「東京電力株式会社福島第一原子力発電所第3号機タービン建屋内における放射性物質を含む水の漏えいについて(指示)」の指示文書を受領いたしましたのでお知らせいたします。

 当社といたしましては、このたびの指示に基づき、適切に対応してまいります。

以 上

*指示文書東京電力株式会社福島第一原子力発電所第3号機タービン建屋内における放射性物質を含む水の漏えいについて(指示)

 原子力規制委員会(以下「当委員会」という。)は、東京電力株式会社福島第一原子力発電所第3号機(以下「3号機」という。)のタービン建屋内における放射性物質を含む水の漏えいについて、平成24年10月15日に東京電力株式会社から連絡を受けたところです。この連絡によると、今回の漏えいは、同年8月14日に発生した同発電所第4号機(以下「4号機」という。)のタービン建屋内における放射性物質を含む水の漏えいと同一の耐圧ホースから発生しています。
 当委員会としては、同年8月14日の漏えいと同様の漏えいが発生したことを受け、下記の対応を求めるとともに、その結果について同年10月31日までに報告することを求めます。

1.3号機タービン建屋の耐圧ホースから放射性物質を含む水が漏えいした原因究明を行うこと。
2.平成24年8月14日に発生した4号機タービン建屋の放射性物質を含む水が移送する耐圧ホースから漏えいした事案について東京電力株式会社より旧原子力安全・保安院に対して報告を行っているが、当該報告における再発防止対策等が本事象に照らして十分なものか検証を行うこと。
3.2.で行った検証結果に応じ、更なる再発防止対策等を検討すること。

以 上


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