プレスリリース 2012年

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

【午後3時現在】

平成24年11月14日
東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
 また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
 プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

下線部が新規事項

【福島第一原子力発電所】
 1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
 5、6号機 地震発生前より定期検査中

11月13日午後4時22分、1~3号機原子炉への注水量の低下が確認されたため、以下の通り注水量の調整を実施。
1号機:給水系からの注水量を約2.7m3/hから約3.0m3/hに調整。炉心スプレイ系からの注水量は約2.0m3/hで継続。
2号機:給水系からの注水量は約2.0m3/hで継続。炉心スプレイ系からの注水量を約4.2 m3/hから約4.5m3/hに調整。
3号機:給水系からの注水量を約1.9m3/hから約2.0m3/h、炉心スプレイ系からの注水量を約4.2 m3/hから約4.5 m3/hに調整。

1~3号機の原子炉注水に使用している常用高台炉注水ポンプについては、11月27日~28日の電源工事に伴い停止する予定であり、その間は、タービン建屋内炉注水ポンプに切り替え、注水を行う予定。現状、タービン建屋内炉注水ポンプから炉心スプレイ系側への注水配管が設置されていないことから、注水配管の設置作業を実施することとしている。
 11月14日午前10時20分、同配管の接続作業に伴い、1号機原子炉への注水について、給水系からの注水量を約3.0m3/hから約5.0 m3/h、炉心スプレイ系からの注水量を約2.0m3/hから0m3/hに変更。
 同日午後0時2分、同作業が終了したため、1号機原子炉への注水について、給水系からの注水量を約5.0m3/hから約3.0m3/h、炉心スプレイ系からの注水量を0m3/hから約2.0m3/hに変更。
 なお、配管設置作業に伴い、一時的に原子炉への全注水が給水系からとなったものの、原子炉への注水量は総量(約5.0m3/h)を維持して継続。

【福島第二原子力発電所】
 1~4号機 地震により停止中

11月14日午後2時5分、4号機において、制御棒および制御棒駆動機構切り離し作業の完了に伴い、原子炉冷却材浄化系の運転を停止。

11月14日、4号機圧力抑制室内点検(平成25年1月実施予定)の事前調査として、水中カメラによる圧力抑制室内の確認を開始。

以 上

添付資料
過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 584KB)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

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