プレスリリース 2012年

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

【午後4時現在】

平成24年12月25日
東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
 また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
 プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社原子力発電所(福島第一および福島第二原子力発電所)への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

下線部が新規事項

【福島第一原子力発電所】
 1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
 5、6号機 地震発生前より定期検査中

※港湾内の物揚場に係留しているメガフロートについて、今後、港湾内での工事や資機材搬入のために輸送船等を着岸させる必要があることから、港湾内北側に移設する予定。移設にあたり、メガフロートには、5・6号機タービン建屋の溜まり水を貯留しており、低濃度の放射性物質が含まれていることから、海への放射性物質漏えいリスク低減のため、11月22日よりメガフロートから5・6号機周辺仮設タンク等への溜まり水の移送を開始。12月16日午後4時55分に移送作業を終了。
 その後、移送ライン中の残水移送についても完了し、移設の準備が整ったことから、12月24日午前8時45分に係留を解き離岸し、午後0時30分に移設(港湾内北側へ約270m)が完了、仮係留を実施。12月25日午前9時50分、本係留を実施。

12月25日午前10時、6号機タービン建屋地下から仮設タンクへの溜まり水の移送を開始。同日午後3時、移送を停止。

12月25日午前11時4分頃、5・6号機低レベル滞留水タンク周辺のサンプリング配管の出口より、水が漏えいしていることを当社社員が確認。サンプリング弁を増し締めしたところ、漏えいは停止。漏れた水は、1m×1mの範囲で砂利に染み込んでいるが、周辺に排水溝等はなく、外部への放出はないと判断。なお、漏えいの原因は、5・6号機の低レベル滞留水移送配管のポリエチレン管化作業後の漏えい確認を行った際、漏えい確認実施前にサンプリング弁が閉まっていることを確認していたものの、十分に閉まっていなかったことから漏えいしたものと推定。また、サンプリング配管に溜まっている水の分析を行った結果、全ガンマ線放射能濃度は4.3×10-1Bq/cm3であり、平成24年10月3日にサンプリングした5・6号機滞留水タンク水の分析結果(6.6×10-1Bq/cm3)と差は確認されなかった。その後、漏えい量は、ポンプの流量(20m3/h)および漏えいしていた時間(2秒)から換算して最大でも約10リットル程度と評価。

【福島第二原子力発電所】
 1~4号機 地震により停止中

以 上

添付資料
過去の実績(平成24年1月1日以降)(PDF 637KB)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
過去の実績(平成23年3月11日~12月31日)(PDF 523KB)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

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