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報道関係各位一斉メール 2015年

福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器内部調査の状況について

2015年4月12日
東京電力株式会社

 福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査のその後の状況についてお知らせいたします。

 本日(4月12日)、走行停止状態となった調査装置の回収作業および原因調査を実施しておりましたが、当該の調査装置については、回収が困難であること、また、グレーチング上において、約3分の2の調査範囲を走行し、調査ポイントである18箇所のうち、地下アクセス開口部を含んだ14箇所までの調査を実施することができたことから、明日(4月13日)、調査装置のケーブルを切断する作業※を実施するとともに、引き続き原因調査を行うことといたしました。

 ※今回の実証試験の計画では、調査装置の回収が困難な場合は、ケーブルを切断することを想定しておりました。

 また、明日(4月13日)予定していた、別の調査装置による反対側のアクセスルートの調査については、延期することといたします。

 1号機原子炉格納容器内部へのロボットの投入は、前例のない試みであり、今回の調査の中で得られた貴重なデータについては、今後の廃炉作業に活かしてまいります。

(以下、お知らせ済み)

 国際廃炉研究開発機構殿(IRID)にて、「原子炉格納容器内部調査技術の開発」における1号機原子炉格納容器内部調査の実証試験を2015年4月10日より開始しております。

 これは、今後、1号機原子炉格納容器内の地下階の燃料デブリの広がり状況を把握することを目的に、地下階へのアクセス開口部の使用可否等について、事前に調査を行うものです。

 具体的には、原子炉格納容器の中へ初めてロボット(クローラ調査装置)を投入し、「原子炉格納容器内の1階グレーチング上」の情報取得を目的とした調査を実施しております。

 4月10日から開始した事前調査の実績は、以下の通りです。
 ・4月10日午前9時25分頃、1号機原子炉格納容器内への調査装置の投入作業を開始
 ・ 〃  午前10時45分、調査装置が原子炉格納容器グレーチング上に到着
 ・ 〃  午前11時20分、グレーチング上において調査のための走行を開始

 その後、同日午後2時9分、調査装置が走行停止状態となったため、本日(4月12日)までに、復旧作業および原因調査に向けた検討を進めるとともに、停止状態での調査装置による周囲の状況確認を行ってまいりました。

 

以 上


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