プレスリリース 1996年

100万ボルト(UHV)設計「北栃木幹線」の送電開始について


                                                 平成8年5月30日
                                                 東京電力株式会社



  当社は、平成4年9月より建設を進めてまいりました100万ボルト(U
HV)設計の送電線・「北栃木幹線」の工事がこのたび完了し、昨日、送
電を開始いたしました。

  「北栃木幹線」は、当社の「新今市開閉所」(栃木県今市市)と「西群馬
開閉所」(群馬県中之条町)の間を結ぶ全長約110kmの送電線で、当社が現
在福島県と群馬県の間に建設を進めているUHV東西ルート(全長約240 
km)のほぼ西側半分にあたります。「北栃木幹線」は、すでに送電を開始
しているUHV南北ルート(西群馬幹線、南新潟幹線)と「西群馬開閉所
」で連系しています。なお、設備は100万ボルト設計となっていますが、
当面50万ボルトで送電いたします。

  当社は、伸び続ける電力消費に対し、安定して電気をお届けするため、
需要の中心地域を囲む環状の50万ボルト送電系統の整備や、その内側の27
万5千ボルト送電網の形成など、送電系統の強化・整備を計画的に進めて
きております。
  今回送電を開始した「北栃木幹線」は、柏崎刈羽原子力発電所など新潟
方面の発電所からの電気を安定して送電するとともに、電源開発や電力融
通の拡大などに伴う東西間の送電量の増加に対応するため、現在建設中の
「南いわき幹線」(平成11年5月完成予定)とともに東西間の連系強化を
図るものです。

  なお、設計・施工に際しては、UHV南北ルート(柏崎刈羽原子力発電
所~東山梨変電所)で取り入れた高張力鋼材による鉄塔軽量化などに加え
て、新たに風騒音を抑制する「低騒音型電線」の開発や大型機械工具の活
用に努め、環境に十分配慮しつつコストダウンと作業能率の向上をはかり
ました。

  本送電線の建設にあたりましては、地域の皆様をはじめ、関係各方面か
らの多大なご理解とご協力とを賜り、厚くお礼申しあげます。今後とも一
層のご支援をお願い申し上げます。


                                                           以  上


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