川崎火力発電所2号系列第3軸の営業運転開始について
~営業運転開始を約1年前倒しし、CO2排出量約70万トンを削減~

2016年6月29日
東京電力フュエル&パワー株式会社

 当社は本日、川崎火力発電所2号系列第3軸(定格出力:71.0万kW、発電効率:約61%、燃料:LNG)の営業運転を開始いたしました。
 当軸の建設にあたっては、排熱回収ボイラの工場組立て範囲見直しによる外段取りを増やしたことなど、現地での工期短縮に努めたことから、震災後の計画から約1年前倒しでの運転開始を実現いたしました。これにより、約100億円の燃料費、約70万トンのCO2排出量を削減したと試算しております。

 川崎火力発電所は、1961年に石炭火力発電所として営業運転を開始しましたが、公害問題に対処するため、1972年にナフサ、1984年にLNGへ燃料を転換しました。
 その後、1996年にリプレース計画を公表し、既存設備の解体と並行して最新鋭LNG火力発電所の建設工事を開始しました。2007年6月に初軸が運転を開始し、当軸の運転開始により、1,500℃級コンバインドサイクル(MACC:More Advanced Combined Cycle)4軸、1,600℃級コンバインドサイクル(MACCⅡ)2軸、全6軸(出力:342万kW)の世界最新鋭LNG火力発電所として新たなスタートを切りました。

 川崎火力発電所2号系列第3軸の特長は次のとおりです。

(1)世界最高水準の発電効率であるMACCⅡを採用
 ガスタービンに最新の耐熱材料と冷却技術を導入し、燃焼温度をMACCの1,500℃から1,600℃へ上昇させたことなどにより、世界最高水準の約61%という高い発電効率を実現します。これにより、従来型のLNG火力と比較して約4割発電効率が向上し、燃料使用量およびCO排出量を約30%抑制します。

(2)環境に配慮した最新の排ガス処理技術を採用
 燃焼温度高温化に対応した低NOx(窒素酸化物)燃焼器および高性能脱硝装置等、環境に十分に配慮した最新の排ガス処理技術を有する設備を導入しました。

 引き続き、当社は、燃料費の戦略的削減と収益力の向上により、低廉な電力を安定的にお届けするとともに、福島の復興に向けた原資の創出に全力を尽くしてまいります。

以 上

 ※現在、他社の蒸気タービンの不具合事例を踏まえた応急対策工事を行っていることから、当初設計と比べて、定格出力が71.0万kWから68.5万kW、発電効率が約61%から約59%に低下しています。

添付資料
別紙:川崎火力発電所の概要(249KB)

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