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福島第二原子力発電所3号機の制御棒の点検状況について
 
 
 
平成15年7月29日
東京電力株式会社
福島第二原子力発電所
 
 


 当所3号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)の制御棒1本(ハフニウム型)については、原子力安全・保安院の指示により、ハンドル部の点検を行った結果、ガイドローラ※1取付部に、応力腐食割れが原因と推定される微小なひびが確認されました。(5月28日 お知らせ済み)

 その後、当該制御棒のその他の部位、および当該制御棒とは中性子吸収材の材質が異なる使用済みの制御棒6本(ボロンカーバイド型)のうち1本について目視点検を実施したところ、ハンドル部ガイドローラ取付部、およびハンドル部とシース※2部をつなぐ溶接部近傍に、ひびが確認されました。また、シース表面にひびらしきものが確認されました。(6月27日 お知らせ済み)

 その後、シース表面のひびらしきものについて、丁寧にブラッシングを行い点検を実施したところ、ひびではない擦り傷と確認されました。

 また、残りの使用済み制御棒5本について点検を実施したところ、4本についてハンドル部ガイドローラ取付部に、5本全てについてハンドル部とシース部をつなぐ溶接部近傍に、ひびが確認されました。さらに、4本についてシース表面に線状模様が確認されました。


 ひびの原因はいずれも応力腐食割れと推定されますが、ひびのある状態で制御棒を使用しても、挿入が阻害されたり部品が脱落することはなく、制御棒の機能ならびに安全性に影響を与えるものではありません。


以 上
 
 
※1 ガイドローラ
  制御棒が燃料集合体の間で円滑に動くようにするため取り付けられているローラ
※2 シース
  中性子を吸収する材料を外側から包み込む鞘(さや)

 
 
 

<添付資料>
図面
表

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