福島第一原子力発電所 5号機の現状2013年12月24日更新
トピックス
5号機および6号機の廃炉について |
当社は、12月18日に開催した取締役会において、5号機・6号機の廃炉を決定し、同日、経済産業大臣に平成26年1月31日付で廃止する届け出を行いました。 【社長コメント】 【参考資料】 |
■ 残留熱除去系海水ポンプ(C)の点検結果について[2012年12月20日掲載]
2012年11月11日に流量低下が確認された残留熱除去系海水ポンプ(C)について、11月20日より分解点検を実施し、ポンプの内部にビニール片や木片が確認されたためこれらを全て除去しました。また、水中カメラの調査で同ポンプ設置位置の床面周辺にビニール片および木片のようなものを確認したため、水中掃除機にて回収したことを、12月5日にお知らせしました。他に異常は確認されておりません。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら )
【参考資料】
2012年12月5日 福島第一原子力発電所5号機における残留熱除去系海水ポンプ(C)の点検結果について
■炉心スプレイ系(B)最小流量バイパス弁の不具合について[2012年10月18日掲載]
2012年7月18日に実施しました炉心スプレイ系B系の定例試験にて、保安規定で定める流量の要求は満足していましたが、最小流量バイパス弁が全閉にならない事象が発生しました。(前回の6月21日の定例試験では、弁の動作に問題はありませんでした。)
10月10日、炉心スプレイ系(B)の分解点検において、最小流量バイパス弁の弁体2枚のうち1枚(入側)が外れていることを確認しました。原因、および今後の対応については検討を行っております。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら )
【参考資料】
2012年10月10日 福島第一原子力発電所5号機炉心スプレイ系(B)最小流量バイパス弁の不具合について
■残留熱除去海水系ポンプ(A)の点検結果について[2012年10月18日掲載]
海水を汲み上げているポンプに2012年9月上旬より流量低下がみられ、起動と停止を繰り返しながら状況を確認していた残留熱除去海水系ポンプ(A)吸込部の分解点検を実施したことについて、10月1日にお知らせいたしました。点検の結果、当該ポンプにビニール片、プラスチック片を確認したため、除去を実施しました。10月2日に点検が終了し他に異常は確認されなかったため、同日ポンプを起動しました。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら )
吸込部の裏側のビニール片(左)、ポンプ本体側のプラスチック片(右)
【参考資料】
2012年10月1日 福島第一原子力発電所5号機における残留熱除去海水系ポンプ(A)の点検結果について
■計装用空気圧縮機(A)電源盤内における煤(すす)の確認について[2012年8月2日掲載]
2012年7月25日、計装用空気圧縮機(A)の停止操作をしていたところ、過負荷トリップ※警報が発生し停止いたしました。内部点検を実施したところ、電磁接触器の一次側ケーブル付近に黒い煤が確認されました。
発煙や発火等の痕跡は見られませんでしたが、消防署に確認頂き「火災ではない」と判断されております。なお、同機器(B)については問題なく運転を継続しております。
本事象による外部への放射能の影響はございません。(写真はこちら)
※トリップ:遮断動作
電磁接触器(左)と電磁接触器の端子部拡大写真(右)
【参考資料】
2012年7月25日 福島第一原子力発電所5号機 計装用空気圧縮機電源盤内における煤の確認について
■5号機の概況
・内部を確認可能な範囲で目視確認を実施した結果、安全上重要な機器に地震による損傷はありませんでした。
・耐震クラスの低い機器でも、地震起因で損傷した設備・機器は一部を除き認められませんでした。
・震災以前からある設備により原子炉および原子炉格納容器、使用済燃料プールへの注水を行っており、安定した状態を続けております。
残留熱除去系ポンプ(左)、高圧注水系(中央)、建屋外観(手前)(右)