2016年09月21日

2016年9月21日
東京電力ホールディングス株式会社

 発電所構内4m盤の既設護岸と海側遮水壁の間の埋め立てエリア(以下、「当該エリア」という。)に流入する地下水や雨水については、当該エリアの地下水位を監視しながら、必要に応じて地下水ドレン移送設備にて汲み上げを行い、サブドレン集水タンクまたはタービン建屋へ移送しております。

 8月以降の降雨の影響により、当該エリア地下水位の上昇が確認されたことから、地下水ドレン移送設備による汲み上げに加え、当該エリア観測井に設置していた仮設ポンプ等による汲み上げおよび当該エリア地下水位の監視を強化していたところ、9月20日21時57分頃、台風16号接近に伴う降雨の影響により、当該エリア地下水位が地表面と同等の水位(0.P.+3915mm)まで上昇したことを確認しました。

 当該エリア地下水位が地表面に達したことで、当該エリアに流入した雨水が地下に浸透せず、地表面を通って発電所港湾内に流れ出る可能性があります。

 当該エリアの現場確認を行い、当該エリア観測井付近からの水の噴き上げがないこと、海側遮水壁に変形がないことを確認しました。

 引き続き、地下水ドレン移送設備等による汲み上げを行うとともに、今後、作業安全が確保され次第、発電所港湾内の海水及び当該エリア地表面に溜まった水を採取し、放射能分析を行います。

 分析結果については、分かり次第お知らせします。

 なお、港湾口海水放射線モニタの値に変動はありません。

以 上