東京電力エナジーパートナーが、トヨタ自動車とタッグを組んでお届けする新たなサービス

2017/02/28

電動車両(電気自動車、プラグインハイブリッド車)をお持ちのお客さまを対象とした新サービス「eチャージポイント」の特別プランとして、2017年2月に発売されたトヨタプリウス PHV向けのサービスが始まります。このサービスでは、トヨタ自動車と東京電力エナジーパートナーが連携し、新型プリウスPHVの新機能を活かして、ご自宅で充電するほどお得になるポイントをご提供します。今回は、新しい価値の創造をともに目指してきた両社の担当者に、新サービスの魅力や開発の経緯、電動車両普及への思いなどを語っていただきました。

西脇 翔

トヨタ自動車株式会社
デジタルマーケティング部 中長期戦略グループ

ネットワークに常時接続する「コネクティッドカー」の普及や、ビッグデータの活用などを目指す「コネクティッド戦略」の推進に従事し、新規サービスの開発などを担当。

岩堀 啓治

東京電力エナジーパートナー株式会社
リビング事業本部 EV普及推進グループ マネージャー

2014年7月のEV普及推進グループ発足時より、充電インフラの整備推進と「eチャージポイント」をはじめとする電動車両関連サービスの企画・実施に従事。

羽野 真美(司会・進行)

東京電力エナジーパートナー株式会社
リビング事業本部 EV普及推進グループ

社外出向などを通じ、電動車両用の充電インフラの整備推進事業に携わる。2016年7月より現職。

「eチャージポイント トヨタ新型プリウスPHV向け」のサービスを通してお客さまにお届けする新たな価値

羽野:「本日は、トヨタ自動車の西脇さんをお迎えし、当社の電動車両関連サービス企画担当の岩堀とともに、新しいサービスの魅力についてお話しさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。まずは西脇さん、今回の対象車種である新型プリウスPHVの特徴について教えてください」

西脇:「新型プリウスPHVの最大の特徴は、以前のモデルと比べて電気で走行できる距離が飛躍的に伸びたことです。60㎞程度までの日常的な近距離の走行であれば、ほとんど電気だけで走ることができます。また、ほぼすべてのグレードにDCMと呼ばれる車載通信機が搭載されるので、常に車をネットワークと繋げるコネクティッド機能で、走行距離や充電相当量などのデータを収集することができます」

岩堀:「当社は、コネクティッド機能を活用して収集された情報をトヨタさんから提供していただくことで、例えばご自宅での充電相当量を把握することが可能となり、新型プリウスPHVをお持ちのお客さまが、電気で走行することによる環境への貢献に対して、ポイントとして新しい価値をご提供できるようになりました。このサービスは、ご自宅での充電相当量に応じて年間最大4,800ポイントを貯めることができ、電動車両をお持ちのお客さまに提供する車両ポイント(年間最大3,600ポイント)と合わせると、年間最大8,400ポイントが貯まるという大変おトクなサービスです」

羽野:「両社の間では以前からさまざまな検討が行われていましたが、今回のサービスではお互いにどのようなことを目指して開発に取り組んできたのでしょうか。また、その過程での苦労やうれしかったことなどについても教えてください」

西脇:「トヨタでは、車両情報を社外提供してお客さまが特典を受けることができるサービスの企画は初めてだったので、さまざまな課題や難しさはあったのですが、それをクリアして新しいサービスを開発できたことをたいへんうれしく思っています。こうして他業界の企業とコラボレーションすることで、お客さまのうれしさがどんどん広がっていくことに、大きな可能性を感じています」

岩堀:「トヨタさんとの間では、両社が協力してお客さまへの価値を創るうえで『PHVらしさ』とは何かについて深く議論させていただきました。PHVは、電気とガソリンの組み合わせで長距離でも安心して走行でき、いつでも手軽に充電することができる点が大きな特徴です。新型プリウスPHVは、従来に比べて電気で走行できる距離が飛躍的に長くなったことから、日常走行分は自宅でしっかり充電いただくことをおすすめするという、PHVらしさを最大限活かしたサービスを開発することができたのではないかと思います。また、当社がこれまで電動車両の普及や充電インフラの整備などに取り組んで得てきた知見や経験も活かせたのではないかと思っています」

持続可能な社会のために、環境にやさしい電動車両の普及に取り組む

羽野:「最近では、欧米の自動車メーカーが電動化へのシフトを相次いで表明していますし、トヨタさんも、電気自動車の開発を検討する部署の発足を発表されました。そうした動きにはどのような背景があるのでしょうか」

西脇:「トヨタでは『トヨタ環境チャレンジ2050』のなかで、2050年に新車のCO2排出量ゼロを目指すという目標を掲げ、HV(ハイブリッド車)、PHVの普及を推進するとともに、電気自動車、燃料電池車など環境にやさしい次世代自動車の開発を進めており、新型プリウスPHVもそのチャレンジのひとつです。活動をさらに加速して電気自動車の早期投入を目指すために、社長直轄の組織を発足しました」

岩堀:「我々エネルギー企業にとっても、環境負荷低減という社会的課題に対応していくことはたいへん重要なテーマであり、トヨタさんと同じように低炭素社会の実現を目指して、小さいエネルギーで快適に暮らしていただけるよう、さまざまな取り組みを行っています。太陽光発電などの導入もそのひとつですが、自然エネルギーの発電量は天候に左右され電力系統の安定性に影響が及ぶおそれがあることから、電気を蓄える機能を持ち、非常時の電源として活用可能で、さらに移動もできる電動車両には大きな期待を寄せています」

羽野:「エネルギーの最適な利用においても重要な役割を持つ電動車両ですが、その開発と普及には、さまざまな課題に挑戦しては改善を繰り返す長い道のりがありました。その努力が今やっと、実を結びつつあるのではないでしょうか」

西脇:「新型プリウスPHVには、『すぐに普通になる。今は特別なプリウス』というキャッチコピーがあります。これには、ハイブリッド車に続きPHVも、環境に貢献する車としてしっかりと普及させていきたいという思いが込められています。そのために必要な充電インフラに関しては、東京電力さんをはじめとする電力会社のお力添えもあり、急速に整備されてきていますし、PHVが普通になり、電動車両が当たり前に走る未来もそう遠くないのではと感じています」

岩堀:「当社では、1970年代から業務用車両に電気自動車を導入し、各自動車メーカーさんとも協力してさまざまな研究開発を進めてきました。2010年以降は、トヨタさんをはじめ自動車メーカーと電力会社を中心とした各社が協調して充電インフラ整備への取り組みを加速し、世界でもまれに見る充実した公共充電インフラが整いました。こうしたことから、あと数年経てば、電動車両が普通に走っている世の中になっているのではないかと期待しています」

神奈川県川崎市の「電気の史料館」(臨時休業中)に展示されている、1907年製造の電気自動車を見ながら、トヨタ自動車の西脇さん(右)と電動自動車の歴史を振り返る

(左)当時の電気自動車に搭載されていたエジソンのアルカリ蓄電池
(右)エジソンのアルカリ蓄電池を充電するための装置

トヨタ プリウスPHV(2017年2月発売)
写真提供:トヨタ自動車株式会社

 

両社の連携強化で、サービスのさらなる進化にもチャレンジ

羽野:「電動車両の普及に向け、熱い思いを共有するトヨタさんと東京電力エナジーパートナーには、これからもさまざまな可能性があると思いますが、今後はどんなことにチャレンジしていきたいと考えていますか」

岩堀:「電動車両が普及するための環境が整備された今、次に必要なのは、環境にやさしく、移動するエネルギーとして様々な可能性を持つ電動車両の良さを、一人でも多くの方に理解していただくことだと思います。そのために、東京電力エナジーパートナーは、今後も様々な業種の皆さまとの連携を積極的に進め、より深くお客さまとつながり、喜んでいただけるサービスを検討してまいります。トヨタさんとのコラボレーションもさらに進化させたいと考えており、例えばさらに別の業種が仲間に加われば、また新しいアイディアやサービスが生まれてくるかもしれません」

西脇:「『eチャージポイント トヨタ新型プリウスPHV向け』を通して、これまで単独の企業では実現できなかった新しいサービス、新しいうれしさをお客さまにお届けできるようになりました。こうしたサービスを通して、電動車両をどんどん普及させていこうという思いがトヨタにもありますので、これからも東京電力さんと連携しながら、今回の枠組みを越えた新しいサービスの企画にも挑戦したいと思います」

羽野:「私たちも、新型プリウスPHVのように発想力と推進力をフル稼働して、トヨタさんとともに、次のステージに向けてさらなる挑戦をしていきたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。本日は、ありがとうございました」

関連情報

  • はじまる電力自由化
    「eチャージポイント」トヨタプリウスPHV(2017年2月発売モデル)向け

  • EVのある暮らし

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